カリスト-開戦前夜- の商品レビュー
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航空宇宙軍の過剰なる宙域干渉に、 外惑星連合が憤慨していた時代。 しかしながら、彼らには防衛の要になる 強大な艦というものが存在しませんでした。 そんなさなかに起きた航空宇宙軍による 強制的な査察行為。 これらを阻止するためにさまざまな人々が さまざまな思惑で、動いていきます。 共通する部分はあまりないのですが、 途中からスパイである「鳥」の存在の調査に 追われることになります。 しかも、これ、おっかないことにね、 しれっと登場人物に彼はまぎれているのですぜ。 本当にしれっと。 判明したときに「え」となるレベル。 で、全ての思惑は 彼らが望んだものにはなりません。 しかし、それを望まないものたちは… 静かだけど、熱い駆け引きドラマだな。 こういうの好きだぜ。
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第2次外惑星動乱勃発記念?! 一人「第1次外惑星動乱」祭り、第1弾。 「コロンビア・ゼロ」を読んで、昔の航空宇宙軍史が読みたくなり、事件順に振り返る。 まずは、開戦前夜。外惑星の自治と惑星開発局による統制の齟齬がつみ重なり、不穏な空気に・・・ 地味ながらじわじわと高まってくる緊...
第2次外惑星動乱勃発記念?! 一人「第1次外惑星動乱」祭り、第1弾。 「コロンビア・ゼロ」を読んで、昔の航空宇宙軍史が読みたくなり、事件順に振り返る。 まずは、開戦前夜。外惑星の自治と惑星開発局による統制の齟齬がつみ重なり、不穏な空気に・・・ 地味ながらじわじわと高まってくる緊張感!まさにエンジニアの観点からの歴史へのアプローチ。いいなぁ。無頼のダンテ隊長は次のタナトス戦闘団につながる。 著者も言ってるではないか。「歴史って面白い。自分が当事者でない限りは。」
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真面目系軍事SF。舞台は太陽系でけっこう未来だけど、ディテールはほぼ現代なのがちょっと残念。技術的にはもっと弾けていいんじゃないかな。
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「航空宇宙軍史」シリーズ第4段。 航空宇宙軍との開戦を目前に控えた、外惑星連合軍の緊迫した雰囲気を描く1冊。 やはり絶版になっており(以下略)
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