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徳川家康 関ヶ原の巻(18) の商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2014/09/20

大権現様が勝利の空しさを堪え忍ぶ18巻。 ついに関ヶ原の戦いが終わり、 長い長いこの物語も終盤に差し掛かった。 小早川秀秋を始めとする武将達の裏切りが、 関ヶ原の戦いの東軍の勝因と言われているが、 三成は心のなかで味方の諸将を蔑んでいたので、 東軍の勝利は当然のものであるよう...

大権現様が勝利の空しさを堪え忍ぶ18巻。 ついに関ヶ原の戦いが終わり、 長い長いこの物語も終盤に差し掛かった。 小早川秀秋を始めとする武将達の裏切りが、 関ヶ原の戦いの東軍の勝因と言われているが、 三成は心のなかで味方の諸将を蔑んでいたので、 東軍の勝利は当然のものであるように描かれている。 「勝てば官軍」の一言で切り捨ててしまうことも出来るが、 物事は色々な面を持っているので、一理あるのかも知れない。

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2012/11/23

関ヶ原の戦い。ここでは、家康が勝つべくして勝ったように描かれている。それにしても戦後処理の難しさ、それを繊細な気遣いで処理する苦労が見事に描かれている。12.11.23

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2011/05/04

いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。 結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸...

いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。 結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。 また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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2010/05/23

関ヶ原の合戦は家康の勝利に終わる。 最後まで三成は人を小馬鹿にする奇妙な性格を止めなかった。 見事と言えば見事。 だが、未熟と言えば未熟。 器量が無ければ地上の富を貸し与えてくれる何者かはすべてを奪ってしまう。 大好きだった淀君はなんだか瀬名御前みたい...

関ヶ原の合戦は家康の勝利に終わる。 最後まで三成は人を小馬鹿にする奇妙な性格を止めなかった。 見事と言えば見事。 だが、未熟と言えば未熟。 器量が無ければ地上の富を貸し与えてくれる何者かはすべてを奪ってしまう。 大好きだった淀君はなんだか瀬名御前みたいになってきちゃってショックだった。 厭離穢土・欣求浄土 家康の目指す泰平がついに芽吹こうとしている。

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