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徳川家康 孤城落月の巻(25) の商品レビュー

4.1

14件のお客様レビュー

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2014/03/16

大権現様が生涯最期で最大の孤独を耐え忍ぶ25巻。 秀頼と淀殿を救おうとするも、救えなかった。 大権現様は天下泰平を維持するためにも 人情を無視してはならないと考えていたが、 自分が育ててきたはずの側近や子どもたちには、 大権現様の考え方は理解されていなかった。 やはり大権現様も...

大権現様が生涯最期で最大の孤独を耐え忍ぶ25巻。 秀頼と淀殿を救おうとするも、救えなかった。 大権現様は天下泰平を維持するためにも 人情を無視してはならないと考えていたが、 自分が育ててきたはずの側近や子どもたちには、 大権現様の考え方は理解されていなかった。 やはり大権現様も人間だったのだろうか。 そして秀頼亡き後、世間の怒りの矛先は、 野心を抱いた松平忠輝や秀頼の遺児国松に及ぶ。 彼等を救えない事を嘆きつつも、 自分の努力が足りなかったからだと、 人を責めずに己を責める大権現様。 長かったこの物語もついに残り1冊となったが、 どんな結末が待っているのだろう。

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2013/01/20

大阪夏の陣で、秀頼と淀の方が自害。家康はショックを受ける。家康と秀忠の王道に対する考え方の違い。世間の目。全てが覇者の思うようには進まない。13.1.20

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2011/05/07

いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。 結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸...

いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。 結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。 また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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2010/05/23

死んだ。 みんな死んだ。 この長い小説で大阪城は常に描かれる舞台だった。その大阪城がついに落ちた。 家康の思想上のライバル真田幸村は家康の旗本まで迫るもついに果てた。だが、泰平を願う家康とは違い彼の築いた幕府は秀頼の頑是ない遺児国松までおも処刑してしまう。本当に家康は...

死んだ。 みんな死んだ。 この長い小説で大阪城は常に描かれる舞台だった。その大阪城がついに落ちた。 家康の思想上のライバル真田幸村は家康の旗本まで迫るもついに果てた。だが、泰平を願う家康とは違い彼の築いた幕府は秀頼の頑是ない遺児国松までおも処刑してしまう。本当に家康は勝てたのだろうか? 泰平の最後の供物は家康の実子忠輝のようだ。 この小説はどう終わるのか? 泰平の世にどうなっていくのか? 家康の寿命はあと一年近くで尽きる。 最後の最後に家康最大のピンチが待っている。 彼は死ぬのだ。

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