ファントム(下) の商品レビュー
警察や軍でも止めるこ…
警察や軍でも止めることが出来ない惨劇。キングの「呪われた町」に匹敵する、SFホラーの最高傑作。
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謎が解明されていく。…
謎が解明されていく。後半は、かなりグロテスク。個人的にはなかなか楽しめる結末だった。
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うまいしおもしろい…
うまいしおもしろい! エンターテイメントのツボを押さえているなと感心します。 家事を放棄して一気に読み終わりました。 登場人物が少ないので、洋書が苦手な人にもオススメ!
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後半は、映像化を意識…
後半は、映像化を意識したグチャグチャドロドロの展開になだれ込んで行きます。
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エリックを、新人歌手…
エリックを、新人歌手クリスティーヌとの運命の出会いが待ち受けていた。オペラの歌詞に託して壮大なスケールで語る愛の物語。
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楽しんで読んだけど大して面白くなかった(ええ……?) 女医の主人公とその妹が封鎖された町で恐怖に見舞われる、というあらすじから、すわシスターフッドものか!と前のめりになったのに、そういう要素はかなり薄めで、次々に人物の視点を変えて多角的に町の不可思議な出来事を語るという構成をとっ...
楽しんで読んだけど大して面白くなかった(ええ……?) 女医の主人公とその妹が封鎖された町で恐怖に見舞われる、というあらすじから、すわシスターフッドものか!と前のめりになったのに、そういう要素はかなり薄めで、次々に人物の視点を変えて多角的に町の不可思議な出来事を語るという構成をとっている じゃあ群像劇なのか、それはそれで好物じゃ、と思ったら割とぽんぽん人が死んでいってしまうから焦点を合わせづらい そのくせ話はなかなか動かず、長いこと正体のわからない何者かにおびえる描写が続くことに はじめに感じたときめきが雲散霧消していく…… でもその描写が上手く、各パートで新たに登場した人物の見せ方とか、情報を小出しにしていく手際とか、ハリウッド的なわかりやすい展開とか、読んでて楽しい 下巻の半分を過ぎたくらいでようやく「太古からの者」という事件の元凶が姿を現すのだけど、こいつの小物感がすごい パソコンを介して話しかけてくるのだけど、すぐ飽きるしすぐキレるし、目的が「自分の強さを世に知らしめたい」という世間知らずのガキみたいなこと言うしで、しゃべればしゃべるほど器の小ささが目立ってくる 部下として選んだ人間が暴走族のリーダーと殺人犯というあたりにも短絡さが感じられ、なぜ登場人物たちがこんな小物を恐れているのかそっちの方が不思議 雄弁は銀、沈黙は金ということわざを思い出した 軍事力で倒せるようなモンスターだったし恐るに足らず とはいえそれらをすいすい読ませてしまう語り口の巧さは本書の長所で、上下巻ともすぐに読み終わった たぶんホラー小説として読んだのが間違いで、みんなで協力しながらモンスターを倒すという娯楽小説として読むべきだったのかも そうして見ると抜群に面白いような気がしないでもない
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個人的・夏のホラー特集。なんとまさかの、コミュニケーションまで取れてしまうという、ちょっとビックリのスーパーナチュラルが正体。とはいえ、その絶対的暴力は圧倒的で、このままなすすべもなく全滅かと思いきや、超即効性の病原体で毒を以て毒を制す展開に。冷静に考えると無茶苦茶なんだけど、このドタバタ物語が、不思議とかなり楽しめるものだった。
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売れっ子作家になって脂の乗りきった時期のクーンツの代表作下巻。 明かされる「太古からの敵」の正体に、呆れるか納得するか… とは言え中々に人間臭い相手の反応も面白く、古き良きハリウッド映画大好きアメリカ人的な発想のおおらかさもあり、読書の間は肩肘張らずに楽しめる作品です。
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(上巻からの続き) 今までストーリーは非常に面白いのだがなぜ主人公が最後に残るのかという必然性に対する根拠が曖昧で非常に失望することが多く、また物語が盛り上がっていく途中で突然投げ出したような唐突な終わり方をする話もあり、いまいちカタルシスを感じなかったのだが、今回は「太古からの敵」の設定といい、その絶望感といい、また「太古からの敵」の弱点といい、淀みがなかった(「太古からの敵」自らが自分を分析させる設定は納得できなかったが大きな瑕ではない)。 また個人的にはあまり評価しないのだが、ストーリーが終わった後にさらに訪れる危機というのもこれまでにはなかった傾向だ。 上述したように多少こちらの意向にそぐわないものもあったため4ツ星とするが、次回『ウィスパーズ』に期待したい。
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読了。プロットの研究として読んだ。私好みの内容ではなかったので星は三つ。でもさすが、「ベストセラーの書き方」の著者と思わされた。スティーブンキングと双璧の小説からしいので読んだ。スティーブンキングよりも読みやすい。 表現的にもいろいろ学べ、その点では満点。 突然町中の人たちが消える。それを逃れた姉妹。そして調査に来た保安官ら。そんな形で始まり、いきなりぞくぞくさせる見せ方。SF小説やホラー好きにはよいが、キリスト者的には苦笑いしたくなる場面や、冒涜的で洗脳的な腹の立つ場面大有り要注意。
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