アームストロング砲 の商品レビュー
テーマというか題名に…
テーマというか題名にひかれた。幕末に興味がある人なら「あっ」と思った人も多いはず。そんな人なら読んでもすぐに入っていけると思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
『薩摩浄福寺党』 『倉敷の若旦那』 『五条陣屋』 『壬生狂言の夜』 『侠客万介珍談』 『斬ってはみたが』 『太夫殿坂』 『理心流異聞』 『アームストロング砲』
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幕末という動乱期に異様で独特な佐賀藩の存在感は半端ない。 その底知れない…どこか恐ろしげとも思える雰囲気に圧倒されました。 短編集なので、気軽に読めるのがいい!
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幕末の頃の短編小説9話。 やはり作品名にもあるとおり,アームストロング砲の話が興味を惹く。 幕末という時代が緊張しているなか,唯一,佐賀藩は薩長でも左幕でもなく,照準は西洋に絞り,軍隊を洋式化していた。蒸気船もそうだし,アームストロング砲もそうだ。通常,倒幕は薩長を中心に,土佐が...
幕末の頃の短編小説9話。 やはり作品名にもあるとおり,アームストロング砲の話が興味を惹く。 幕末という時代が緊張しているなか,唯一,佐賀藩は薩長でも左幕でもなく,照準は西洋に絞り,軍隊を洋式化していた。蒸気船もそうだし,アームストロング砲もそうだ。通常,倒幕は薩長を中心に,土佐がそれを援助した形で進むが,これだけでは,軍備の上では幕府に勝てない。そこで,薩長土は佐賀藩の洋式軍隊が必要であった。戊辰戦争では決死の彰義隊が上野に立てこもり,官軍と一進一退を繰り返していたが,最後にはアームストロング砲2門がそれぞれ6発づつ,計12発を発し,勝負はあっけなく決したという。
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大砲を作るための壮絶なまでの努力。人間ってどれだけのことが出来るようになってるんだろう。 この本を読んでいる時に、偶然外でこの本を読んでる人みつけてびっくりした!
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短編集。主要人物 : 薩摩藩士・肝付又助、町人・大橋敬之助、手代・木村裕次郎、新撰組隊士・松原忠司、侠客・鍵屋万助、剣客・上田馬之助、津山藩士・井沢斧八郎、新撰組隊士・沖田総司、佐賀藩士・秀島藤之助。さまざまな立場、意思をもって幕末を駆け抜けた男たちのそれぞれの物語。全九編。
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