ゲイトウエイ(1) の商品レビュー
目的地も、要する時間…
目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か…。
文庫OFF
何なんですかこれは?…
何なんですかこれは? 壮大なフロンティア探検物と思ったら、異常に出来の悪いトラウマ物でした。登場人物がクズばっかり。しかも、ストーリーが全く面白くない。「カットバック」や「断片挿入」といった技法も空回りしているし。こんなにつまらないSFも珍しいんじゃないの?
文庫OFF
「選択の自由がなければ、何をやっても面白くない」(270頁)。これは名言である。どのようなものでも強要されること、押し付けられることは苦痛である。
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海外SFのヴェルズ版で再読。謎の宇宙人種族ヒーチーがはるか昔に残した遺物と宇宙船。どこを目指していくかわからない宇宙船に乗り込み、重大な発見があったり、応用できる技術など宝が見つかれば大金持ち!無事に帰還してくものは20%程度の大博打。一獲千金をねらって食い詰めものたちがあつまっ...
海外SFのヴェルズ版で再読。謎の宇宙人種族ヒーチーがはるか昔に残した遺物と宇宙船。どこを目指していくかわからない宇宙船に乗り込み、重大な発見があったり、応用できる技術など宝が見つかれば大金持ち!無事に帰還してくものは20%程度の大博打。一獲千金をねらって食い詰めものたちがあつまってくる・・・冒険活劇の直球スペースオペラにぴったりの設定かと思いきや、主人公は訓練をうけ準備まではするもの、いざ出発ができない。所々にちりばめられた、チラシや手紙、マニュアルの抜粋、精神分析用AIの中で進行中のコード(これが行番号ありgoto文多用の”モドキ”で懐かしおもしろい。BASICか!)で生活空間を炙り出してくる、なかなかレトロ・フューチャーなSF。
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主人公のブロードヘッドが精神分析ロボット(人工知能?)にカウセンリングのようなものを受けながらとブロードヘッドの過去に迫る。ブロードヘッドが負う罪は物語の最後に明かされる。きっと話の主題はそこなのだが、作品の流れは、すでに姿を消した異星人のヒーチーが残した謎の施設であるゲートウェ...
主人公のブロードヘッドが精神分析ロボット(人工知能?)にカウセンリングのようなものを受けながらとブロードヘッドの過去に迫る。ブロードヘッドが負う罪は物語の最後に明かされる。きっと話の主題はそこなのだが、作品の流れは、すでに姿を消した異星人のヒーチーが残した謎の施設であるゲートウェイでので生活描写が主流である。ヒーチーが残した宇宙船を操縦してゲイトウエイ経由で外宇宙に行ける。そこで人類の役に立ったものを持ち帰ったら一財産を築ける。ただし、生きて帰還できる可能性は大きくない。一攫千金を夢見る調査員にとっては大儲けできる場所である。ブロードヘッドも一攫千金を狙っているようではあったが、なかなか活動しない。ぐずぐずしているようで読者をやきもきさせるが、これはクライマックスで明かされる真相を想像させないための作者による恣意的なリードだろう。ゲイトウエイがなくても物語は成立する感じを持ったが、未解明の施設があるからこそSF的に楽しめるし、結末をうまく隠せたのではないだろうか。また、ゲイトウエイだけだと宇宙考古学のような話になってしまい驚きが小さくなってしまう可能性もあったと思う。最後に驚きをもたらされ、非常に楽しく読めた。
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ダブル受賞の古典の第一話 読みやすくて面白い 表紙 7点木嶋 俊 展開 7点1977年著作 文章 7点 内容 750点 合計 771点
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サイエンスとフィクションが見事に融合している。 巻末解説に許されないレベルのネタバレがあるので注意。
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まあ主人公のどうにも仕様がないだらしなさには 目を閉じておきましょう。 いわゆる獣男です。 ただし、彼は大金と引き換えに 目の前で多くの命を失うのも 見てきているのです。 そこにはいとしいものも含まれていて… ゲイトウエイは一攫千金を夢見 集まる光あふれる世界です。 ただし、...
まあ主人公のどうにも仕様がないだらしなさには 目を閉じておきましょう。 いわゆる獣男です。 ただし、彼は大金と引き換えに 目の前で多くの命を失うのも 見てきているのです。 そこにはいとしいものも含まれていて… ゲイトウエイは一攫千金を夢見 集まる光あふれる世界です。 ただし、夢がかなうのはごく一部。 その一部に含まれない男に ロビネットは含まれていたはず、なのですが。 成功には引き換えが あるのかも、と身構えてしまいます。
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SFという設定でなければ描くことができないあるひとつの人間の心情というのが本作で描かれるが、それは人間の本質的な部分をついていて素晴らしい。
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ある小惑星で異星人が遺した大量の超光速宇宙船が見つかる。一攫千金を夢見る人々が、危険を冒してこの宇宙船で旅に出る、という未来の世界。成功した主人公の精神分析と、主人公が成功するまでの危険な日々が交互に語られる。 単純なサクセス・ストーリーではなく、苦渋に満ちた不安定な生活を描...
ある小惑星で異星人が遺した大量の超光速宇宙船が見つかる。一攫千金を夢見る人々が、危険を冒してこの宇宙船で旅に出る、という未来の世界。成功した主人公の精神分析と、主人公が成功するまでの危険な日々が交互に語られる。 単純なサクセス・ストーリーではなく、苦渋に満ちた不安定な生活を描く青春小説みたいになっている。謎の異星人宇宙船という設定のわりに、文学的なSF小説だ。それにしても、人工知能に精神分析させるというのは、面白いと思う。
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