邪眼 の商品レビュー
「ヴィーナス・シティ」が有名な著者の初期短編集。第13回ハヤカワSFコンテスト受賞作&デビュー作の「邪眼」から執筆順(87年12月〜88年7月)に収録されており、その短期間の中でも文章が変化しているのが如実に表れていて面白い。デビュー作はあまりにギブスンそのままで勢い任せなところ...
「ヴィーナス・シティ」が有名な著者の初期短編集。第13回ハヤカワSFコンテスト受賞作&デビュー作の「邪眼」から執筆順(87年12月〜88年7月)に収録されており、その短期間の中でも文章が変化しているのが如実に表れていて面白い。デビュー作はあまりにギブスンそのままで勢い任せなところがあるが、徐々に抒情的な表現が増えてアイデアの使いどころも慣れてくる。だが、今読んでも面白い話はなかったかな…。にしてもブルース・スターリングのこのおふざけに過ぎた序文はなんなんだろうかw
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20年以上前の著者の初期短編集。サイバーパンクなのに生々しい。生身の身体から離れて行こうとしながらも、結局肉体から乖離できない矛盾。表題作以外の出来には色々と意見があるようですが、私は結構好き。
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