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クトゥルー(1) の商品レビュー

3.5

14件のお客様レビュー

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2022/08/18

嗚呼、素晴らしき哉、二次創作の開幕です。『ふんぐるい むぐるうなふ ~~ ふたぐん』な一冊■「クトゥルーの呼び声」まずは原典「破風の窓」ヘンリー・エイクリイの甥が相続した従兄の家の窓〈レンのガラス〉から眺めると!「アロンソ・タイパーの日記」サバト《魔宴》迄のタイムリミット・コズミ...

嗚呼、素晴らしき哉、二次創作の開幕です。『ふんぐるい むぐるうなふ ~~ ふたぐん』な一冊■「クトゥルーの呼び声」まずは原典「破風の窓」ヘンリー・エイクリイの甥が相続した従兄の家の窓〈レンのガラス〉から眺めると!「アロンソ・タイパーの日記」サバト《魔宴》迄のタイムリミット・コズミックホラー「ハスターの帰還」ダーレス神話〈邪神大戦争〉の開始「無人の家で発見された手記」12才ウィリーの泣かせるモノローグ「博物館の恐怖」代作、蝋人形の館「ルルイエの印」大いなる遺産と目覚め「クトゥルー神話の神神」後代による設定集

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2022/04/04

若い頃より読解力が増したのか、神話設定に対するこだわりが抜けたのか、大変面白く読めた。そもそも人知の及ばぬ世界の知識なので、呪文と怪物がどんな関係か分からなくても不都合はないのだ。 ダーレスによる『ハスターの帰還』にしても登場人物の見解だし、『ルルイエの印』は日本作家の神話作品を...

若い頃より読解力が増したのか、神話設定に対するこだわりが抜けたのか、大変面白く読めた。そもそも人知の及ばぬ世界の知識なので、呪文と怪物がどんな関係か分からなくても不都合はないのだ。 ダーレスによる『ハスターの帰還』にしても登場人物の見解だし、『ルルイエの印』は日本作家の神話作品を読みこなしてしまえば、逆に「こういう話もあるよね」って気持ちになる。 シュブ=ニグラスのサバトで呼び出されるショゴスもいるのだ。

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2020/12/29

一回は読んだことがあると思っていたのだけれど、別のシリーズだったみたいだ。『無人の家で発見された手記』『博物館の恐怖』に全く覚えがない。 覚悟はしていたけれど、読みにくいったら。訳というよりは原文の時代的なものだろうか。とはいえ、散りばめられた神話の諸々にときめかずにはいかず、し...

一回は読んだことがあると思っていたのだけれど、別のシリーズだったみたいだ。『無人の家で発見された手記』『博物館の恐怖』に全く覚えがない。 覚悟はしていたけれど、読みにくいったら。訳というよりは原文の時代的なものだろうか。とはいえ、散りばめられた神話の諸々にときめかずにはいかず、しばらくシリーズをおってみよう。

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2020/05/13

元々興味あって読んでみたら、沼にハマりそうな予感。 あんまり神話生物とかよく分からんから、用語辞典も購入した。次からは用語辞典片手に続きを読むことになりそうだ。

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2019/01/11

・クトゥルーの呼び声★3  全集でも読んだが、相変わらず主語と述語の間に形容詞が多い。ルルイエの浮上。夢の偶然の一致。眠気が。 ・破風の窓★4  ダーレスがHPLの世界観をわかりやすくしたというのが納得の話。そして五芒星を使った魔術的行為は自分が求めていたクトゥルー話のイメージ...

・クトゥルーの呼び声★3  全集でも読んだが、相変わらず主語と述語の間に形容詞が多い。ルルイエの浮上。夢の偶然の一致。眠気が。 ・破風の窓★4  ダーレスがHPLの世界観をわかりやすくしたというのが納得の話。そして五芒星を使った魔術的行為は自分が求めていたクトゥルー話のイメージと重なる。 ・アロンソ・タイパーの日記★3  HPLの作風に近い。何かが起きそうなところで寸止め。不気味な館と環状列石での日記。 ・ハスターの帰還★3  ハスターとクトゥルーの召喚!いいですねー。いあ!いあ!の呪文がまたよい。 ・無人の家で発見された手記★3  少年の手記。人の少ない森にすむのは怖いね。「窓に!窓に!」で終わる話と似ている。 ・博物館の恐怖★2  蝋人形は不気味だものねえ。でも起きることは地味。 ・ルルイエの印★4  今までの受身的話とは違って、能動的。好ましい。ルルイエを捜しに行くとか、わくわくする。 ・クトゥルー神話の神々★3  神々の辞典。参考になる。

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2017/08/12

クトゥルフ神話体系の代表的な作家「ラブクラフト」「ダーレス」の作品が載っていて、かつ初歩的な神話体系の説明が話の中で語られている 「ラブクラフト全集」もまた怪奇小説マニアとしてはたまらない作品ではあるが、今日のクトゥルフ世界観はラブクラフトの設定を元にダーレス等が加筆したもので...

クトゥルフ神話体系の代表的な作家「ラブクラフト」「ダーレス」の作品が載っていて、かつ初歩的な神話体系の説明が話の中で語られている 「ラブクラフト全集」もまた怪奇小説マニアとしてはたまらない作品ではあるが、今日のクトゥルフ世界観はラブクラフトの設定を元にダーレス等が加筆したものであるので、そちら(特にクトゥルフ神話TRPG等)を知りたい方はこちらのシリーズをオススメする

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2016/01/17

ラヴクラフトとクラーク・アシュトン・スミスは好きだけど、ダーレスは二番煎じのイメージでクトゥルー神話系はあんまり読んでいなかった。 初版1988年のこのシリーズはホラーマニア向けではなくて、クトゥルーの系統が割りとわかりやすい感じにまとまってて読みやすい。 ラヴクラフトのクドくて...

ラヴクラフトとクラーク・アシュトン・スミスは好きだけど、ダーレスは二番煎じのイメージでクトゥルー神話系はあんまり読んでいなかった。 初版1988年のこのシリーズはホラーマニア向けではなくて、クトゥルーの系統が割りとわかりやすい感じにまとまってて読みやすい。 ラヴクラフトのクドくて壮大で大げさな語り口はホラー的としての怖さというより、世界観の異常さが面白い。 余談。図書館で借りましたが、汚損が激しいのが哀しい。チョコ?やコーヒーの黒いシミで文字が読めない箇所もあるほど。借りる年齢層が若いのは予想つくけども。 古い本を良く借りるけど、経年変化で傷んでいるのは多くても、こんなに食べ物の汚れがあるのは他では見た事ない…

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2013/09/15

定期的に読みたくなるというね…魔的な魅力があります。ラヴクラフトの作品は想像力を掻き立ててゾクゾクする。闇の真実へ近づいてしまった者の恐怖と狂気。ブツ切れで終わる後味の悪いラスト。…あえて体系だてる必要はなかったんじゃないかなぁ。

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2012/08/13

やっぱりラブクラフト御大の書いたのが面白いなぁという印象。 ホラーとしては、登場人物の恐がり方が微妙に理解できず、そう怖い感じじゃないってのが難点ですかね。 もちろん、最近の小説でクトゥルーネタが多くて慣れちゃっていてそういう印象なのかもしれませんが。 ダーレスが紹介をし始めた頃...

やっぱりラブクラフト御大の書いたのが面白いなぁという印象。 ホラーとしては、登場人物の恐がり方が微妙に理解できず、そう怖い感じじゃないってのが難点ですかね。 もちろん、最近の小説でクトゥルーネタが多くて慣れちゃっていてそういう印象なのかもしれませんが。 ダーレスが紹介をし始めた頃はホラーとして成り立っていたのかも。 で、そのダーレスの話は、ちょっと説明しすぎな印象。 大系としてまとめたかった気持ちもわかるけど、物語としてテンポ感がないのはどうかと。

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2012/05/02

クトゥルーは、まあずっと以前から気になっていたのですが、何から読んでいいのか解んなかったのと怖かったので(笑)で、色々見てみたところこの本あたりが入門にいいらしいということで…コズミックホラーっていうんでしたっけ。こういうジャンルを読むのは初めてですが、どこかにいる恐ろしい絶対的...

クトゥルーは、まあずっと以前から気になっていたのですが、何から読んでいいのか解んなかったのと怖かったので(笑)で、色々見てみたところこの本あたりが入門にいいらしいということで…コズミックホラーっていうんでしたっけ。こういうジャンルを読むのは初めてですが、どこかにいる恐ろしい絶対的な存在、というのを各所ほのめかしながら登場人物たちが破滅していく…というこの展開はぞくぞくして面白かったです。色んな作家達が同じ設定というか神話体系を共有して作品を作ってくというのは面白いですね。個人的にはラヴクラフトじゃない人の作品のが好きかもw色んな人の作品を読んでみたいですね。まあ読もうと意を決したきっかけは某アニメですwwwでも設定自体とか神格はもう結構知ってるんだよね。メガテンにもアスタロトにも出てくるし…

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