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かみなりむすめ の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2009/10/07

これはすっごく欲しくなった本。 この方の切り絵、とても大好きなのですが、話も可愛らしかった。 人間の子どもたちと手を打って遊ぶ数え遊びをしたがった雷の娘が両親に内緒でこっそり地上に降りてくる話。 みんないやがって遊んでくれないのですが、ひとりだけ、遊んでくれる男の子がいるのです。...

これはすっごく欲しくなった本。 この方の切り絵、とても大好きなのですが、話も可愛らしかった。 人間の子どもたちと手を打って遊ぶ数え遊びをしたがった雷の娘が両親に内緒でこっそり地上に降りてくる話。 みんないやがって遊んでくれないのですが、ひとりだけ、遊んでくれる男の子がいるのです。 しかも、その子、周りのみんなから女の子が可愛いからでしょーとか責められている。あーありそう… それでも、遊んでくれる男の子。 かみなりむすめを探す為に、彼女の両親が土砂降りの雨を降らせたり、雷を鳴らしたりと大捜索を開始します。 で、彼はかみなりむすめをつれて洞窟に避難するのです。 「何かしてほしいことがあるか?」のようなことを聞く彼に対して、娘が答えたのが「遊んでほしい」ということで、彼女の答えに対する苦笑と、その後の手を打ちあって遊んでいる様子がとても優しくてあったかったです。かみなりむすめの涙もとてもやわらかなものでした。 文と絵のマッチが本当によくて、だからじんときたのだろうなと思えました。優しい物語です。 色遣いもとてもきれいでした!

Posted byブクログ