小説 太平洋戦争(9) の商品レビュー
太平洋戦争を描いた小…
太平洋戦争を描いた小説では、良書。敗戦後の軍人、東京裁判などの、日本の様子が描かれている。
文庫OFF
戦争終結とともに自殺する軍人たち。今ではおよそ考えられない考えの下の行為で、これは昔の侍のようです。こういったことは、遠い昔のことのようでありながら、わずか80年ほど前の出来事。この本を読んで戦争は絶対にやってはいけないこと。そして戦争終結後の満州国に残された人たちの悲劇も、辛い...
戦争終結とともに自殺する軍人たち。今ではおよそ考えられない考えの下の行為で、これは昔の侍のようです。こういったことは、遠い昔のことのようでありながら、わずか80年ほど前の出来事。この本を読んで戦争は絶対にやってはいけないこと。そして戦争終結後の満州国に残された人たちの悲劇も、辛い出来事。著者のソ連を憎む気持ちはよく分かります。そして印象的だったのが、ラスト2ページ。どんな理由があれ、戦争を否定する著者の思いは、今の某国々のお偉い方に読ませたいと、強く思いました。
Posted by
完結編。ポツダム宣言受諾を受け天皇から詔勅が発せられた。マッカーサー厚木基地到着までの緊迫感はあったものの敗戦を大きな混乱なく粛々と受け入れた。多数の命と生活を奪った戦争の愚かさを改めて実感する。2019.2.21
Posted by
全9巻を読了。開戦から終戦後まで、これまで知らなかったことが多く、強い印象を受け、戦争の残酷さについてあらためて考えさせられたシリーズだった。 最終巻では、終戦直前の内乱の危機。一歩間違えば日本は分割されていた。そしてポツダム宣言受諾からGHQによる統治。さらに満州での受難、悲...
全9巻を読了。開戦から終戦後まで、これまで知らなかったことが多く、強い印象を受け、戦争の残酷さについてあらためて考えさせられたシリーズだった。 最終巻では、終戦直前の内乱の危機。一歩間違えば日本は分割されていた。そしてポツダム宣言受諾からGHQによる統治。さらに満州での受難、悲劇の数々。 300万人もの日本人が犠牲になった太平洋戦争。今年で終戦から68年が経つ。なぜこんな戦争をすることになったのか、なぜこれほど悲惨な犠牲を生じることになったのか、やはりここを出発点として、国として、日本人としての進むべき道を考える必要が、必ずあると思う。
Posted by
敗戦を迎えたあとも、日本人の自決、極東国際軍事裁判、満州国解体・・・など、悲愴な時代は続いていく・・・ この戦争は自衛戦争であり、白色人種以外の人種の民族解放につながる戦争であったはずなのに、敗戦とともに態度を変えてしまう日本人もいた・・・・。現在に住む我々がそういう方々を批...
敗戦を迎えたあとも、日本人の自決、極東国際軍事裁判、満州国解体・・・など、悲愴な時代は続いていく・・・ この戦争は自衛戦争であり、白色人種以外の人種の民族解放につながる戦争であったはずなのに、敗戦とともに態度を変えてしまう日本人もいた・・・・。現在に住む我々がそういう方々を批難することはできまい。戦時中・戦後直後という同じ境遇に至ったら、自分がどのような行動をしていたかについて自信は全くもてないのだから。 とにかく、敗戦とともに、多くのものを失った日本だったが、戦後の復興ぶりは、日本人に宿っている精神的なものも大きく影響しているのだろう。 戦後60年以上たった今、わが日本が経験した戦争を、もう一度、冷静に評価し直すことが必要だろう。
Posted by
読み終わった ついに読み終わった 山岡荘八歴史文庫全 感激した 天皇陛下万歳!
Posted by
- 1