平家物語(巻之6) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
平家はついぞどん底に叩き落されるのか? と思ったら 思わぬ形で平家はもりかえして行きます。 だけれども、そこにはしのびのものの 壮絶な争いと+αがあったのです。 +αの部分は著者の本来の作家のほうを うかがわせるものとなっています。 そして、ついぞ大衆たちを 禁を犯した方法で追い詰めていきます。 そう、寺に侵入し、火を放つのです。 まあ、これらの特権意識は 今の寺の崩壊とも結びついているので 何か因果を感じますよね。 そして、終盤には木曾義仲が出てきます。 彼は頼朝の軍勢にたてついたがために 結局は追い詰められてしまいます。 終わり際で見られる ある女傑の活躍は 目を見張るものがあるでしょう。
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