数学的センス の商品レビュー
「数学的センス」 わかりきったようなことを論証するのはなぜだろう。わからないとき、数学者はどうしているのだろう。わかったときの喜びってどんなものだろう。見えてないものをどうしてまるで実際にあるように扱えるのだろう。 「美的センス」と「知的センス」の章は是非とも読んで欲しいとい...
「数学的センス」 わかりきったようなことを論証するのはなぜだろう。わからないとき、数学者はどうしているのだろう。わかったときの喜びってどんなものだろう。見えてないものをどうしてまるで実際にあるように扱えるのだろう。 「美的センス」と「知的センス」の章は是非とも読んで欲しいという著者の願いから真っ先にこの2つを読みました。どちらかというと「知的センス」の章の方が面白かったです。登場人物はハーディー教授とラマヌジャン。特に凄いのはラマヌジャン。 このインド生まれの天才数学者はハーディー教授の数学への概念をぶっ飛ばしてしまいます。それほど凄いラマヌジャンの数学センス。ちなみに、この天才は「オイラー、ヤコビ以来の眼力の持ち主」と評され、まさに歴史上においても随一の数学者です。 ちなみにこの本の主題は「当たり前なことを何でわざわざ証明するのだろうか」という数学を一度でもしたことがある人なら恐らく考えるであろうことにアプローチしています。しかし、結局この主題の回答はどこに?という感じもしないでもないw
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まさに数学的センスとはなにか、この本が現しています。表紙のデザイン、各章の冒頭にあるショートストーリーも素敵です。京大の先生の本はセンスのよいものが多い。この本は私の宝物です。
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