源頼朝(1) の商品レビュー
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源義朝の最期から頼朝の半生を描いた作品。 義朝は武勇に優れながらも、朝廷の権力争いの狡猾さに勝てず。最後は部下の裏切り命を落とす。 残された頼朝は伊豆で雌伏の時を過ごし、政子に背中を押される形で反撃ののろしを上げる。 頼朝は、義朝や清盛の反省を踏まえ、公家と武家との新しいありかたを打ち立てる。すなわち、武家の頂点にある頼朝がすべての武士にかわって朝廷と対峙し、武家の世界の全てを頼朝が仕切るという姿。 だから頼朝は無断で朝廷から官位を得た義経を許せなかったのか。。。物語は義仲が歴史から姿を消すところで唐突に終わるが、読後感は悪くない。
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平清盛が救ったわずか14歳の少年が、後に平家を滅ぼすことになり、武家社会の礎を築くことになろうとは。木曽義仲討死までの、源頼朝の生涯が描かれます。
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山岡先生は義平に優しいのでときめいてしまう。平治物語を踏襲しつつ、兄上に憧憬の眼差しを向けちゃう頼朝とかうちの子大好きな義朝パパとか、仲良しな(雰囲気の)義平朝長頼朝の三兄弟とかが見られて幸せ。袈裟姫(坊門姫?)と夜叉御前と希義君にも触れてもらえて大満足。あと鎌田に惚れる(だが旦...
山岡先生は義平に優しいのでときめいてしまう。平治物語を踏襲しつつ、兄上に憧憬の眼差しを向けちゃう頼朝とかうちの子大好きな義朝パパとか、仲良しな(雰囲気の)義平朝長頼朝の三兄弟とかが見られて幸せ。袈裟姫(坊門姫?)と夜叉御前と希義君にも触れてもらえて大満足。あと鎌田に惚れる(だが旦那か父親には欲しくない)。
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平氏一門の横暴に抗して立った源氏最後の反乱は失敗に終る。この平治の乱に初陣した13歳の頼朝は、落武者となって吹雪の近江路をさまよう。父義朝は非業の死、兄の義平も捕われて斬られた。頼朝も捕まり京へ送られる。源氏一統の血を残らず絶やし、後顧の憂いを除かんとする平清盛の断は、むろん斬首...
平氏一門の横暴に抗して立った源氏最後の反乱は失敗に終る。この平治の乱に初陣した13歳の頼朝は、落武者となって吹雪の近江路をさまよう。父義朝は非業の死、兄の義平も捕われて斬られた。頼朝も捕まり京へ送られる。源氏一統の血を残らず絶やし、後顧の憂いを除かんとする平清盛の断は、むろん斬首。
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