太陽黒点が語る文明史 の商品レビュー
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1986年年刊。著者は神奈川大学工学部教授。 太陽活動が地球気候に影響することは自明だろうが、太陽活動の指標の一つが太陽表面の黒点数の変動にある。この関係性を過去のデータ・環境考古学の知見・疫病や農産物の豊凶に関わる史的文献をもとに解説していく。 また、科学思想や方法論が発見され、哲学思想が進展した17C半ばから18Cにかけては、「マウンダー極小期」という気候史的に厳しい時代であり、かかる気候的背景のため科学思想などが発展したのでは、との仮説も提示される。 さらに、太陽半径の膨縮や磁気と太陽活動との関係性も解説する。なお、核の冬にも言及される。
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