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光と物質のふしぎな理論 の商品レビュー

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2018/09/14

こういう,学生目線で簡潔に面白く話せる人が天才なのではないだろうか。 これを読むといかに数学が素晴らしいツールであるかがわかる。 ベクトルとかね。

Posted byブクログ

2017/08/15

カリフォルニア工科大の教授で、ノーベル物理学賞を受賞したファインマン先生の記念講演録。友人のアリックス・モートナー女史のために、量子電磁力学をわかりやすく説明した内容だが、残念ながらモートナー女史がこの講演を聴くことはなかったという。彼女の専門は英文学だったが、物理学にも興味を寄...

カリフォルニア工科大の教授で、ノーベル物理学賞を受賞したファインマン先生の記念講演録。友人のアリックス・モートナー女史のために、量子電磁力学をわかりやすく説明した内容だが、残念ながらモートナー女史がこの講演を聴くことはなかったという。彼女の専門は英文学だったが、物理学にも興味を寄せていて、よくファインマン先生に説明を求めたらしい。ファインマン先生が専門としていた、量子電磁力学について、アリックス・モートナー記念講演録として収録されている。 4回の講義からなり、3回目までは量子電磁力学、最後の講演は未解決問題となっている。電子の磁気モーメントの話題から問題提起に入り、光の粒子、電子との相互作用の説明と続く。未解決問題では量子電磁力学とその周辺の強い相互作用や弱い相互作用にも言及する。 科学に興味を持つ素人のために、数式を用いず矢印と図を用いた説明は非常に明快で、量子電磁力学の計算方法を直感的に把握するうまい説明がされている。針の回るストップウォッチや、そこから矢印を重ね合わせて得られる直線と、それを辺とする正方形の面積など、具体的な計算方法の説明にも工夫がこらされ、簡単な振幅計算に関しても理解できるようになっている。 最後の未解決問題の章では、現代から見るとタネのわかった手品を見ているような感じがしないでもないが、何が問題になっているかが、わかりやすい文章で書かれていて、興味深く読むことができる。 面白かった。

Posted byブクログ

2014/10/06

高校物理の最後、光子と電子で混乱した頃に読むと良いのかなぁ、という話がチラホラ。ただ、後半はそれなりに難しいので学部レベルじゃないと辛いのか。

Posted byブクログ

2009/10/04

ファインマン先生の名調子が織り成す、量子電磁気学の読み物です。ここでも難しい数式を使わず概念を明確に伝えるファインマン先生ならではの著作です。

Posted byブクログ