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開けっぱなしの密室 の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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『罠の中の七面鳥』ほ…

『罠の中の七面鳥』ほか5作収録の短編集で、軽やかで、いろいろひねりを利かせた作品を書こうとしている様子があり、簡単に読めて楽しめる作品です。

文庫OFF

岡嶋二人初の短編集。…

岡嶋二人初の短編集。一編一編人物描写がしっかりしていて、読みやすく、飽きが来ない。得に女性の描写はピカイチ。

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物語の雰囲気は80年…

物語の雰囲気は80年代的。ノスタルジー系が好きな人は良いかも。もちろんそれだけでなく、物語の完成度も高い。

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岡嶋二人は読みやすい…

岡嶋二人は読みやすい文体で、普段本を読まない人でも苦することなく読むことができます。軽く読めるミステリです。暇つぶしにどうぞ。

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前夜泊まり込んでいた…

前夜泊まり込んでいた悦子は、警察の鈍い捜査にいらだち、自分で犯人捜しに乗り出した。なぜ犯人は密室の鍵を開けていったのか。表題作など、軽やかな都会派ミステリーの魅力があふれる6編を収録。

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短編集。気軽によめる…

短編集。気軽によめるおもしろい作品が揃っている。

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2025/01/27

岡島二人さんという作家さんのことを知り、『焦茶色のパステル』を読み作家さんに興味がわきこの作品を読みました。 短編集で読みやすく楽しめました。長編も好きですが短編集をはさむのはいいリズムで読めました。 自分では思いつくはずのないトリックや犯罪の理由などおもしろいなと思いました。 ...

岡島二人さんという作家さんのことを知り、『焦茶色のパステル』を読み作家さんに興味がわきこの作品を読みました。 短編集で読みやすく楽しめました。長編も好きですが短編集をはさむのはいいリズムで読めました。 自分では思いつくはずのないトリックや犯罪の理由などおもしろいなと思いました。 ただこの作品はかなり古めのようで、へーと思う内容が多々ありました。それも面白かったです。

Posted byブクログ

2020/08/10

短編ミステリー面白かったー!時代が昭和の終わり?平成の初め?ぐらいでまたそれも良かった。 経理課の宮本は会社の金を横領していた。少しずつ抜いていた金額は総額600万。返すあてなどない。同じく経理課の佐々木は昼間は地味な事務員、夜は派手な化粧をして水商売をしていた。そんな佐々木...

短編ミステリー面白かったー!時代が昭和の終わり?平成の初め?ぐらいでまたそれも良かった。 経理課の宮本は会社の金を横領していた。少しずつ抜いていた金額は総額600万。返すあてなどない。同じく経理課の佐々木は昼間は地味な事務員、夜は派手な化粧をして水商売をしていた。そんな佐々木のところに宮本が客として現れ…「罠の中の七面鳥」 カメラマンの若槻は、仕事の仲間のところへ向かう途中に前の晩その仲間と一緒にいた若い女を目撃した。しかし、その女のハンドバックがひったくりにあい、犯人を捕らえるとその女は消えていた。そして、そのハンドバックの中には仲間の男の遺書があり、自宅で死んでいた。遺書にはひき逃げをしたことが書いてあり、そのひき逃げ事件を洗っていくと…「サイドシートに赤いリボン」 ある廃墟となった工場で映画を作っていた大学生が転落死した。顔にはレモンパイのクリームが付いていた。仲間に話を聞くと、転落間際に少し不審な行動があり…「危険がレモンパイ」 姉に借金を申し込みに行った和彦が見たものは、姉の自殺遺体だった。姉は薬を飲みガス栓を開けて死んでいた。すぐに110番をしようと思った和彦は手を止めた。以前に姉は死亡保険に入り受取人を夫ではなく和彦にしたのだ。姉が死んだ場合に入るお金は1千万円だ。しかし、入ってすぐの自殺ではそのお金は入ってこない。和彦は金に困っていて…「がんじがらめ」 最近、この辺で放火が連続して起きている。「僕」は、叔父家からの帰りにその犯人を見かけ、家まで後をつけた。部屋番号と名前を確認するとある計画を立てた。「火をつけて、気をつけて」 友人の夏美が引越した先で、どうやら大家が勝手に家の中に入っている気配がするという。悦子は夏美に頼まれ、夏美のフリをして出勤をし、とうの夏美は侵入してくる大家を迎え撃つという作戦を実行。しかし、夏美の部屋へ帰ると夏美が殺されていて…「開けっ放しの密室」 どれも面白かったー!なるほどねぇとも思ったし、ツメが甘かったなぁ犯人とも思った。勝手に部屋の中に入ってくる大家(おじいちゃん)とか本当に無理!って夏美と同じように思ったし、馬鹿だなぁ宮本さんってとも思った。 昔特有の個人情報ベラベラ喋っちゃう会社の人とかいて、今だとコンプライアンスがー!!!ってなるの本当に好き。こういう30年ぐらい前の小説ってこういうところあるから好きなんだよなぁ。 2020.8.10 読了

Posted byブクログ

2022/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017年4冊目。 岡嶋二人コンプリート計画続行中w 今までの経験上、岡嶋二人は短編も面白いと分かってはいたけど、今回も面白かった。 まずタイトルが凝っていてやや意味不明なところが惹きつけられる。6作品の中では「罠の中の七面鳥」「がんじがらめ」が好き。「罠の中の・・」は井上夢人の「もつれっぱなし」みたいな運び方。初めて岡嶋二人を読む人には読みやすくていいかも。 2022年6月再読。 短編集、どれも作り方が異なってて面白い。 岡嶋二人作品に出てくる女性キャラクターは、どの人も快活でイキイキしてて魅力的。

Posted byブクログ

2014/04/21

六編収録の短編集。タイトルの付け方が面白いですね。どんな話だろうかと興味を惹かれます。どの作品も読みやすい上に、捻りを効かせた短編ばかりで初期作品だとは思えませんでした。独白と会話のみという構成が面白い「罠の中の七面鳥」や、20ページ足らずの作品ながらも充実した内容の「火をつけて...

六編収録の短編集。タイトルの付け方が面白いですね。どんな話だろうかと興味を惹かれます。どの作品も読みやすい上に、捻りを効かせた短編ばかりで初期作品だとは思えませんでした。独白と会話のみという構成が面白い「罠の中の七面鳥」や、20ページ足らずの作品ながらも充実した内容の「火をつけて、気をつけて」等、短編ならではの楽しさに満ちた作品でした。

Posted byブクログ