正法眼蔵随聞記講話 の商品レビュー
講話形式の形をとりながら、『随聞記』を江戸時代の儒者佐藤一斎の『言志四録』や『言志後録』、幸田露伴の『洗心録』など、仏書以外の書物からも引用を加え分かりやすく解説。人生の残りの時間を無駄にすることなかれ、と考えさせられる。
Posted by
懐奘が師・道元との間に交わされた問答を書き残した『正法眼蔵随聞記』の解説書です。 テクストに基づいて字句の注解をおこなったものではなく、著者自身が理解した道元の思想のエッセンスが自由に語られています。たとえば佐藤一斎の『言志四録』や幸田露伴の『洗心録』などが参照されており、広い...
懐奘が師・道元との間に交わされた問答を書き残した『正法眼蔵随聞記』の解説書です。 テクストに基づいて字句の注解をおこなったものではなく、著者自身が理解した道元の思想のエッセンスが自由に語られています。たとえば佐藤一斎の『言志四録』や幸田露伴の『洗心録』などが参照されており、広い意味での求道精神を『随問記』に記された道元の足跡のうちにさぐることがめざされているといってよいのではないかと思います。
Posted by
- 1