戦場の夜想曲 の商品レビュー
1987年初刷、徳間書店のトクマ・ノベルズ。7編。うかつにも中編だと思って読み始めていた。スペース・アドベンチャーとあるにも関わらずいきなりアメリカ大統領がでてきて驚いた。宇宙進出時代のアメリカ大統領かと思えばそうではないし。ということで「スペース・アドベンチャー」な話は少なく、...
1987年初刷、徳間書店のトクマ・ノベルズ。7編。うかつにも中編だと思って読み始めていた。スペース・アドベンチャーとあるにも関わらずいきなりアメリカ大統領がでてきて驚いた。宇宙進出時代のアメリカ大統領かと思えばそうではないし。ということで「スペース・アドベンチャー」な話は少なく、私にとってはこの言葉に当てはまる短編は収録されていません。だからと言って駄作と言う訳でも面白くなかったと思った訳でもない。とはいえこの作者、短編は全体に面白みがでないと思う。 収録作:『白い顔』、『長い夜の見張り』、『銀環計画』〈プロジェクト・シルバーリング〉、『戦場の夜想曲』〈ノクターン〉、『闇に踊る手』、『ブルースカイ・ドリーム』、『死海のリンゴ』、あとがき:「形だけのあとがき」(1987年10月7日)著者拝、 初出:白い「SFアドベンチャー」1980年10月号、長い「SFアドベンチャー」1981年3月号、銀環「SFアドベンチャー」1983年12月号、戦場「SFアドベンチャー」1984年2月号、闇に「SFアドベンチャー」1984年5月号、ブル「小説宝石」1982年12月号、死海「問題小説」1985年6月号、
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SF短編集ですが、出版された時代を思うとかなり先端を行っていたんだろうな、と改めて思いました。え?ここで終わり?みたいな話も何話か。『白い顔』は未だに世界が変わってないことに悲しくなりました。 そして、全体の感想としては、久々にひっぱり出してきて読んだせいか、昔ほど面白く感じなか...
SF短編集ですが、出版された時代を思うとかなり先端を行っていたんだろうな、と改めて思いました。え?ここで終わり?みたいな話も何話か。『白い顔』は未だに世界が変わってないことに悲しくなりました。 そして、全体の感想としては、久々にひっぱり出してきて読んだせいか、昔ほど面白く感じなかったのが残念。こちらの感性も変わっちゃったんだろうなあ。
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田中芳樹の初期短編集。ずいぶん昔に読んだのですが「白い顔」と「銀環状計画」は印象的でした。初期の作品だし、短編だからかもしれませんが、それほど独創性を感じなかったです。
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