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谷崎潤一郎訳 源氏物語 の商品レビュー

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2017/08/20

ハードカバーのケース入り。1692ページの本編1巻に薄い付録の別冊が付いている。昭和62年発行で、1964年(昭和39年)から刊行された「潤一郎新々訳源氏物語」「新々訳」、「11巻本」などと呼ばれている第3回目の翻訳版を1巻組にした挿画入愛蔵版。新訳版を新字・新仮名遣いに統一して...

ハードカバーのケース入り。1692ページの本編1巻に薄い付録の別冊が付いている。昭和62年発行で、1964年(昭和39年)から刊行された「潤一郎新々訳源氏物語」「新々訳」、「11巻本」などと呼ばれている第3回目の翻訳版を1巻組にした挿画入愛蔵版。新訳版を新字・新仮名遣いに統一して改稿されたということだが、文体だけでなく若干、言葉なども少し変わっているように思う。体裁はとても美しくて、ケースも本体の表紙も、中表紙も美しい。 挿絵は、1安田靫彦、2奥村土牛、3福田平八郎、4堂本印象、5山口蓬春、6中村岳陵、7菊池契月、8徳岡神泉、9小倉遊亀、10太田聴雨、11中村貞以、12山本丘人、13橋本明治、14前田青邨 と、著名な日本画家が各人4点、各帖に1点ずつ(若菜は上下各2点ずつ)描いたのだそう。 まさしく愛蔵版という感じで愛でるのに良い本。が重さは2.1kgほどで、持ち歩いて移動時に読むのはもちろん、ベッドで寝転がって読むにも向かないのが難点。

Posted byブクログ