作物と土をつなぐ共生微生物 の商品レビュー
いままで読んだ小川先生の菌根本は、キノコだったりマツタケだったり松だったり、特定の分野に寄っていたけれど、本書は範囲が広い。専門書であることは間違いないが、生命科学に興味のある人なら面白く、かつ難なく読みこなせるのではないか。植物と菌類だけではなく、ミミズなどの土壌生物や昆虫、も...
いままで読んだ小川先生の菌根本は、キノコだったりマツタケだったり松だったり、特定の分野に寄っていたけれど、本書は範囲が広い。専門書であることは間違いないが、生命科学に興味のある人なら面白く、かつ難なく読みこなせるのではないか。植物と菌類だけではなく、ミミズなどの土壌生物や昆虫、もちろん人間の影響も含めて、自然林というのは壮大なネットワークの中に絶妙なバランスで成立していることを改めて思い知る。農業というのは相当無理をしているんだな。とはいっても、農業なしに人間の暮らしは立ち行かない。 「山をいじめず、土を殺さず、水を汚さず、自然とほどほどになれあってゆく暮らしを探らなければならない。」 「地球に優しい人」なら感情論で誰でもいいそうなセリフだが、研究と経験に裏打ちされた説得力がハンパない。
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こんな本のレビューを書くのは私だけでしょう(笑 菌根菌のことについて「これでもか!」というくらい学べます。 ただ一つだけ弱点があるとすれば… 面白くない。
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