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メーキング・オブ・円谷ヒーロー(1) の商品レビュー

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2012/07/17

梅田かっぱ横丁の古書店にて購入。後で調べて相場より高かったのは残念。しかしながら、これは円谷特撮に関する資料としては一級品でなかろうか。悔い無し。 ここ数年刊行される円谷本がウルトラ以外殆ど触れない事を思えば、この書籍の情報量は驚嘆に値する。ミラーマン、ファイヤーマン等巨大ヒーロ...

梅田かっぱ横丁の古書店にて購入。後で調べて相場より高かったのは残念。しかしながら、これは円谷特撮に関する資料としては一級品でなかろうか。悔い無し。 ここ数年刊行される円谷本がウルトラ以外殆ど触れない事を思えば、この書籍の情報量は驚嘆に値する。ミラーマン、ファイヤーマン等巨大ヒーローは元よりアステカイザー、コセイドン、猿の軍団、果ては火サスの円谷製作回まで網羅。すげぇ。 レッドマンの製作風景スチールとか初めて見た。橋本洋二、佐々木守、大木淳吉、池谷仙克の座談会で、各人がセブン12話について私見の述べている特集も興味深い。狂気人間は普通に触れられているが、当時はまだOKだったのか? 円谷プロが手がけたTVCMの一覧もあり、ナショナル掃除機『隼』 http://bit.ly/eNXA7X のCMは初めて知りました。まだ生まれてないとはいえ浅学を恥じます。このゴミラは顔立ちからしてヤメタランスの改造ですね。 円谷が下請けで特撮シーンのみ担当した作品も紹介されており、以前観た市川 崑監督石原裕次郎主演の『太平洋一人ぼっち』の嵐のシーンも円谷製作とのこと。クレジットまで観たのに気づいてなかったなぁ。 この本を読んでいると、円谷が特撮を柱に多方面に映像製作を手がけていた事実を思い知らされます。所謂普通のドラマもかなりの数手がけてたんですね。80年代までの良くも悪くも貪欲な創作意欲を今の円谷にも持ってほしいなぁ。

Posted byブクログ