短歌に見る人生 の商品レビュー
著者の歌論や批評などの文章をまとめた本です。 著者の師である北原白秋のほか、斎藤茂吉、釈迢空、吉野秀雄といった著名な歌人たちについての批評だけでなく、「朝日歌壇」で選者を務めた著者が、時代を反映する無名の歌人たちによる歌についても考察を展開しています。 なお、本書は『石梨の木...
著者の歌論や批評などの文章をまとめた本です。 著者の師である北原白秋のほか、斎藤茂吉、釈迢空、吉野秀雄といった著名な歌人たちについての批評だけでなく、「朝日歌壇」で選者を務めた著者が、時代を反映する無名の歌人たちによる歌についても考察を展開しています。 なお、本書は『石梨の木―宮柊二歌論集』(1972年、短歌新聞社)からの抄録ですが、単行本に著者が付した「孤独派宣言」などは割愛されています。これについて「解説」を執筆している玉城徹がその趣旨について論じており、著者の歌論について知るための手がかりとなります。
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