カンヴァスの柩 の商品レビュー
バリ島が舞台のお話④ これも未読だったエイミー作品。 中編小説が3本収録されていてバリ島が舞台のものは表題作の最後の話。 どれも甘美で艶かしい。時代を感じざるえないけどやっぱすきだな、山田詠美。
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単行本で入手。「オニオンブレス」「BAD MAMA JAMA」「カンヴァスの柩」の3編が収録。全体的に山田詠美作品としてはあまり面白くないほうだと思う。「オニオンブレス」は展開もオチもベタベタの一般的なお話で、山田詠美の作品としては意外。ちょっとキザったらしくないか。「BAD M...
単行本で入手。「オニオンブレス」「BAD MAMA JAMA」「カンヴァスの柩」の3編が収録。全体的に山田詠美作品としてはあまり面白くないほうだと思う。「オニオンブレス」は展開もオチもベタベタの一般的なお話で、山田詠美の作品としては意外。ちょっとキザったらしくないか。「BAD MAMA JAMA」は、全ての女にそういうことはあるんじゃないかって納得はしたけれど、感動からくる納得や共感ではなく、恋愛指南書や恋愛エッセイを読んだような、わかりやすい感想を抱いた。表題作の「カンヴァスの柩」は、描かれたダルさと濃密な湿度がすごく印象的。1番わかりにくかったけれど、1番面白かった。ススの口に唾液を落とすところとか。まさに唾液の粘膜っぽさや、セックスのときにかく汗に包まれているような作品。そういう雰囲気で読み切った。
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