エッセイ集 の商品レビュー
第20巻・エッセイ集2にセットものとしてある「もしも・・・」 を読みました 日めくりや武者小路実篤のカレンダーにある標語のような あるいはいまやどこにでもコロガッテいるみつおのそれっぽい標語と違って ここまで心に飛び込む稚拙なまでに純真な詩を たかが言葉の羅列で 表現...
第20巻・エッセイ集2にセットものとしてある「もしも・・・」 を読みました 日めくりや武者小路実篤のカレンダーにある標語のような あるいはいまやどこにでもコロガッテいるみつおのそれっぽい標語と違って ここまで心に飛び込む稚拙なまでに純真な詩を たかが言葉の羅列で 表現されていることに驚かされます 読んでみると遠い昔に読んだことを思い出させてくれるものも多く この柔らかい感動を起こす「字」という「記号」に それ以上にわずか数年しか生きていない子供達によるその使い方に言葉もありません 小手先のテクニックがいかに貧しさを取り込んでしまうものかと思わされます むしろうっかり灰谷さんの解説を読んでしまうと つまらない現実社会へ引き戻されてしまうようでもったいないぐらいです 人間は年齢と共にホコリで汚れてしまうのか あるいはその生き様で磨きだすことができうるのか まことに怪しい
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