AILA の商品レビュー
生の印象が強い。まざまざと見せ付けられるのは、そのものが生きている、もしくは生きようとしている今。色合いは優しく爽やかであるが、それに相反して写真として切り取られた『今』は強い生命力を保持していた。この本の写真のように見かけではない、内から溢れ出る強さが生きることにおいて必要なの...
生の印象が強い。まざまざと見せ付けられるのは、そのものが生きている、もしくは生きようとしている今。色合いは優しく爽やかであるが、それに相反して写真として切り取られた『今』は強い生命力を保持していた。この本の写真のように見かけではない、内から溢れ出る強さが生きることにおいて必要なのだと思う。強さは今という生に必死でしがみつく姿なのかもしれない。それはグロテスクであり、美しいことだ。
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「生きていることはとても眩しい」そう感じました。 キレイにキラキラしているだけじゃなくて、それがなかなかピリピリするんです。 “うたたね”に通じて、オーバーラップの巧みさやゾクゾク感も健在。完全に川内倫子にハマリました。
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いつかの誕生日に、自分にプレゼントした。 生きている事に感謝したくなるような写真集。 大切な一冊。
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川内さんの光が、すき。写真の中での光の使われ方が、ものすごく優しくて。私は見ているだけなのに、なぜかその優しい光に包まれているような感覚に陥ります。(1/23)
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優しさと激しさの入り混じった美しい写真集。 どこか生々しいものもあるのだけど、それすらも美しいと感じさせてしまうのは彼女の持つチカラ。 ただただ生命というものに向き合ったそんな作品。 いつも思うが、組写真の選び方が何とも言えず秀逸。
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この作品の彼女の写真には輪廻を感じる。ただ生まれて死にゆくだけでなく、その先もイメージさせる仕上がり。うたたねや花子(共に初期の作)とは写真の雰囲気は変わらずとも違った世界観になっている。僕はこの写真に惹かれる。
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