眼球蒐集家 の商品レビュー

船越百恵(著者)

2016/03/16

成績は優秀だがドジっ娘の新米刑事・香月七海と変人プロファイラー・美咲嶺との掛け合いがコミカルで一気に読めましたが、この軽さと殺人事件の猟奇性が相殺されている感じで緊張感はありませんでした。
また、プロット自体も少年ジャンプに掲載された某作品にそっくりで、非常に残念な気持ちになりました。

2011/12/20

タイトルと表紙に温度差がありますが、表紙が正解というべきか軽く読める感じです。個人的にチェックしたいと思った作家さんなんですが、最近は出してないのかな？

2010/03/22

新米刑事の香月七海は、殺人事件現場で嘔吐してしまい、猟奇事件特別研究室に左遷される。
やっとそこでの生活に慣れてきた矢先に、目をくりぬかれた死体の発見されたという情報が届く。
目のない死体の意味は？
犯人の動機は？
変わり者だが天才プロファイラーの室長、美咲嶺とともに七海は捜査に乗り出すこととなる…

船越さんのデビュー作。美咲さんがかっこいい。これに尽きる（笑）眼球蒐集って響きが怖くて、気になって読んでみました。ちょっとホラーっぽい面もあるけど、基本コメディタッチ。軽く読めました。

2010/01/26

猟奇殺人、プロファイリング、とサイコミステリの要素はきっちり押さえてるなあ。なのになんでこんなに軽いのっ？（驚愕）　サイコミステリといえばそりゃあえぐくて暗くてずーんと重い読後感、がお約束のはずなのに、キャラクターが勝ってるせいなのかなんなのか、異様に軽い。そこそこえぐくて暗い部分もあるのに、それをあまり感じさせられない。サイコとスラップスティックって、すさまじく合わないものだと思うのに……。
普通にサイコミステリを期待して読むとこの雰囲気には妙に唖然としてしまうのだけれど、読みなれない人にとっては適度かなあ。プロファイリングについての解説なんかもくどくない程度だし。普通にそこそこ「面白かった」かも。シリーズ化しそうな雰囲気も少しあり……か？

2009/10/04

新米刑事の香月七海は，現場検証で両目をくり抜かれた死体と対面して嘔吐し，猟奇事件特別研究室（通称マルキ）に左遷された。室長の美咲嶺−警視庁でも噂の奇人・変人，実は辣腕心理分析官である−の扱いにも慣れてきた矢先，またしても眼球をくり抜かれた死体が発見されたという報告が届く。続く犯行と見えない犯人像。犯人は誰なのか？そしてその異様な犯行動機とは！？まれに見る間抜けな新米刑事と奇人のプロファイラー，２人は犯人を突き止めることができるのか！？キャラがキャラっぽくていいです。キャラらしさがあるというか。美咲と権藤刑事の関係が気になりまス☆

2014/12/22

ちょっとぬけてる新米刑事と変人プロファイラー。
事件は猟奇だけど、文体とキャラの掛け合いが軽いせいで申告にならずにさらっと読める。
ところでこの事件の展開は、昔どこかで見たような…