ドッグヴィル の商品レビュー

ラース・フォントリアー(著者),小島由記子(訳者)

2009/10/04

ニコール・キッドマン主演の映画にもなった作品です。
映画での監督と、この本の作者はダンサー・イン・ザ・ダークの映画監督でもあります。
映画では独特の雰囲気をかもしだし話題を呼んでいるようですが、
本の内容としてはグレースという美女がギャングに追われ、逃げてきた村がドッグヴィル。
村人は少なくて、作家希望のトムという青年が彼女をかくまってくれますが、
村人はかくまう代償をグレースに求め彼女は重労働で奉仕する事になります。
彼女はしだいにそんな生活に嫌気がさして村を逃げ出してしまうのですが、結局村人によってドッグヴィルへ再び連れ戻され、
最後にはトムによってギャングに通報されてしまうのです。
しかし、そのギャングのボスと言うのが実はグレースの父親で・・・
という、ケリがきちっとついて終わる、読んでみるとすっきりする小説でした。