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ジェシカが駆け抜けた七年間について の商品レビュー

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24件のお客様レビュー

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2024/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原田歩はアスリートとしての生命を、監督の〝最悪の指導〟によって断たれてしまう。 だから呪い殺すことにした。 そのときは、自分が遠く離れたところにいても大丈夫なように、わたしの分身か、親友のジェシカを使おう。 そう決めた。 ……原田歩の失意の自殺から七年、ジェシカ・エドルは導かれるように、そこへやって来た。 目の前には背中を見せている監督、ジェシカは側にあった砲丸に手を添える。 彼女のためにしてあげられることはもうこれしかないのだ――。 (アマゾンより引用)

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2016/10/12

図書館で借りた本。タイトルの答えはラストに分かる。アメリカが舞台のマラソンクラブで原田歩がエチオピア人のジェシカだけにマラソンを引退する訳を打ち明けた。それから原田歩は…と言う話から薩人事件・自殺と警察も絡んでいくミステリーの流れだが、真相は明快。トリックはこうきたか〜っで思った...

図書館で借りた本。タイトルの答えはラストに分かる。アメリカが舞台のマラソンクラブで原田歩がエチオピア人のジェシカだけにマラソンを引退する訳を打ち明けた。それから原田歩は…と言う話から薩人事件・自殺と警察も絡んでいくミステリーの流れだが、真相は明快。トリックはこうきたか〜っで思ったけどタイトルはネタバレになりそうだ。

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2016/02/17

根性論ではなく、理論を。 かつてのマラソン界には異色のイケメン監督が現れた。 熱い心を持ちながら、その全ての情熱をマラソンに賭けた彼が、ほんのすこしでも女性の気持ちに寄り添っていてくれてたら。そう思わずにはいられなかったです。 小説として構成も設定も十分におもしろいのに最後もや...

根性論ではなく、理論を。 かつてのマラソン界には異色のイケメン監督が現れた。 熱い心を持ちながら、その全ての情熱をマラソンに賭けた彼が、ほんのすこしでも女性の気持ちに寄り添っていてくれてたら。そう思わずにはいられなかったです。 小説として構成も設定も十分におもしろいのに最後もやっとしてしまったのは、きっと歌野さんに対する期待値があまりにも高かったため。 「人を殺す」って、やっぱりものすごい動機が必要ですよね。ミステリーを読んでるとばんばん人が殺されるので慣れてしまいそうになりますが。 誰かのために人を殺す、というのは、誰かを守るためであったり、よほど憎まない限りできないことだと思います。同情じゃ、人は殺せない。 だからこそ、最初に想定させられた犯人像じゃ現実味がなく感じてしまったのかもしれない。 ただ、ミステリーとしてではなく、この小説はストーリーがおもしろい。エチオピア歴というのも、初めて知りました。時間まで違うなんて、不思議だし、おもしろい。 といっても、日本にも和暦があるし、それほど珍しいことじゃないのかもしれないですね。知らない世界がいっぱいです。 なんだか誰が悪いというよりは、ボタンの掛け違いのようなことばかりで、ちょっと切なかったですね。

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2013/02/23

見事ですな。今年のベストテンに入りますな。2020年にアフリカのどっかの国がオリンピックに立候補してなかったっけ?

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2012/07/31

ん?と思いながら…途中何度か読み返し。 あー、なるほど。と最終着地。 伏線とかに期待しすぎて読んでしまったので、騙された感がさほど無かったけれど、読後感は悪くない。

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2012/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリ的なネタとしてはもう少し☆少ないけど、 読後感とっても良くてジーンとしてしまったので4つ。 うたがってごめん。

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2012/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん面白い!歌野晶午の作品は、小説(本)でないと成り立たない面白さがあって、いつも感心させられる。時間軸を飛び越えて(それがこの小説のギミックになっているのだけど)読者を楽しく翻弄させてくれるので、私の中では読んで後悔しない作家の一人。

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2011/11/07

驚くほどに意外性がない。 エチオピア暦が何かあるんだろうなー、ていうのは最初から分かっていた。 それでも「点と線」みたいな時間差トリック!!が出てくるのかと思いきや、 事件自体には全然かかわらず・・・。 読み始めた時の期待が大きすぎた。

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2011/08/29

冒頭からずっと、ラストまで、ミステリ的な部分を前面に押し出しながらも切ない雰囲気に充ちた1冊でした。 同様のトリックは他に秀逸な作品もあると思います。ですがミステリとしての価値よりも本作はもっと別の部分に軸足を置いているように感じます。 全体がセピア色に染まった本作、個人的には...

冒頭からずっと、ラストまで、ミステリ的な部分を前面に押し出しながらも切ない雰囲気に充ちた1冊でした。 同様のトリックは他に秀逸な作品もあると思います。ですがミステリとしての価値よりも本作はもっと別の部分に軸足を置いているように感じます。 全体がセピア色に染まった本作、個人的には大好きです。★3.5。 ミステリとしては弱いので★半分消しました。 タイトル、意味深。ネタバレでしょ(笑)

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2010/12/09

図書館でタイトル借り。 話の時間軸が、前後してるので読みながら、???となりました。 けど、ラストの謎解きで理由は明かされるんだけど。 読み終わっても、残らないんだよね。 ああ、そうですか。 って感じ。 個人的にグランドキャニオンでの分身話は、要らない。 伏線にもなってない...

図書館でタイトル借り。 話の時間軸が、前後してるので読みながら、???となりました。 けど、ラストの謎解きで理由は明かされるんだけど。 読み終わっても、残らないんだよね。 ああ、そうですか。 って感じ。 個人的にグランドキャニオンでの分身話は、要らない。 伏線にもなってないし。

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