裁判長！ここは懲役4年でどうすか の商品レビュー

北尾トロ(著者)

2013/09/07

２年間裁判の公判を傍聴をした記録。
普通の人が罪を犯してしまう経緯がリアルです。
犯罪者をずーっと相手している人たちって疲れるんだろうな。

2012/04/21

裁判傍聴を趣味とした作者の本。

色々な事件を作者が軽いノリで突っ込みを入れながらまとめる。殺人など深刻な事件でもチャチャを入れる態度は不謹慎であるが楽しいだろうと思わされる。

面白かったのが、作者同様、傍聴を趣味とした人達が居て、そのマニアックさに驚かされる。裁判官や検事の組織・人事に詳しい人。色々な事件の加害者被害者等の写真まで集めて丁寧に記録している人など。ハマると面白いんだろうなって思う。

2011/08/27

筆者が実際に東京地方裁判所（及び高等裁判所）に行き傍聴した記憶と記録を記した本。元々サブカル雑誌の連載だったこともあるのでしょうが、語り口が軽妙で、むしろ軽薄な感すらあります。あえて言うなら不謹慎。

でも、それが面白く感じてしまうんだから、この辺はワシの野次馬根性というか、好奇心というか。まぁ下卑た部分なのは確かでしょうが、それは否定しません。

裁判……裁判所には、数多くの人生の喜怒哀楽がこもっているのがよく分かります。この「裁判」という制度はそれを浮き彫りにしてしまう。そして「傍聴」という制度はそれを白日の下に晒してしまう。良くも悪くも、怖いものです。

「いつお世話になるか分からない」裁判所のリアルを感じるなら、オススメの一冊です。

（2007年読了）

2009/10/04

まもなく裁判員制度が始まるが、私も含めて裁判に出たことがあるのはいったいどれぐらいだろうか？たしかにトロさんの言葉の中には悪趣味的な点もあるが、やっぱり実際の裁判は知っておくべきもの。

2009/10/04

裁判員制度がはじまるらしいので読んでみました。ドラマ「HERO」では検事の視点から描かれていましたが、傍聴人の視点からは裁判所ってこんなところなんだ、と思いました。確かに裁判官も人間なんだから、裁判員に指名されたからといって、深刻にならなくてもいいのかも…。傍聴マニアの存在もはじめて知りました。図書館予約数は7（07/05/10現在）、文庫版は20です。