sketch の商品レビュー
2003年のはじめ、映画『恋愛寫眞』の撮影でN・Yに滞在していました。 初めて訪れる場所の持つ力に触発されて、私白身、たくさんの写真を撮りました。その同じ場所でシャッターを押していたのが、カメラマンの齋藤清貴さんです。 1枚1枚の写真を見ていると、そのとき触れた空気や風の匂いが蘇...
2003年のはじめ、映画『恋愛寫眞』の撮影でN・Yに滞在していました。 初めて訪れる場所の持つ力に触発されて、私白身、たくさんの写真を撮りました。その同じ場所でシャッターを押していたのが、カメラマンの齋藤清貴さんです。 1枚1枚の写真を見ていると、そのとき触れた空気や風の匂いが蘇ってくるような感覚があります。 これらの写真を眺めながら、まるで点描画を描くように、私のなかからわき上がってくる思いを見つめなおしていたのは、この夏のことです。 ひとりの女性として生きていくことについて、自分なりに、いろいろと、……本当にいろいろと、一生懸命に考えていた時期だったと思います。 「いつも心から笑顔でいられる私でいたい」 この一年は、今まで以上に、私にとって、とても変化の大きい年になりました。 たとえば親しい人が見せてくれたアルバムを眺めながら、ふだんよりちょっと饒舌になって、おしゃべりを楽しむような……。この文章は、そんな気持ちで綴ってみたものです。 N・Yの写真を楽しみながら、私の心の変化にも少しだけ耳を傾けていただけたら、うれしいです。 広末涼子 (「プロローグ」より引用) 単なるタレント本ではない。 N・Yという美しい街を舞台に撮影された数々の写真に彼女なりに感じたコメントが載せてある。その合間合間で、広末涼子という感受性豊かな一人の女性が綴るエッセイという形で出来上がっている本。 最近になって広末涼子という一人の女優に興味を持ってきた。人として、女性として、とても魅力的に思えるのだ。アイドルを脱皮して一回りも、二周りも大きく成長した彼女。この本で綴られる言葉の数々にその魅力はさらに大きなものになった。 エッセイとしても、またN・Yの写真集としても、何故か不思議なくらい心癒される素敵な一冊です。
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映画の中の写真が素敵でついつい買っちゃった写真集。 この写真が本当に遊び心があっていいんだ〜!
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