シルクロード・路上の900日 の商品レビュー
文句なく面白い。西安からローマまで。歩いたからこそ感じたこと、得られたことが詳細に書かれている。深夜特急と並んで、読んだ人を旅立たせる本。
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友人からのすすめにて。 ドラマチックなことが少なくて、とにかく淡々とした部分が多いのが逆にリアルで共感。 どんどん読み進めちゃいそうなんだけど、ああでも最後には旅って終わるんだよなーと考えると一気読みをためらわせる。 ロバの件がすき。 わたし、男だったらトライしてみたい。
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この本を購入したのは今から約2年前、私がアフリカツアーから帰ってきてからでした。次に外国を旅する時はツアーではなく宿や移動手段全てを自分一人で行おうと考えていた当時、何かのヒントになるかと考え購入した気がします。ただ正直な話、最初は途中で読むのをやめてしまいました。内容は淡白なの...
この本を購入したのは今から約2年前、私がアフリカツアーから帰ってきてからでした。次に外国を旅する時はツアーではなく宿や移動手段全てを自分一人で行おうと考えていた当時、何かのヒントになるかと考え購入した気がします。ただ正直な話、最初は途中で読むのをやめてしまいました。内容は淡白なのに(当初はこう感じました)、600ページもあるし、字は小さいし、なかなか読みが進みませんでした。 ではなぜ今読了したかというと、それは本を読む時の私の「姿勢」がかわったからだと思います。当時の私は、自分の旅の形がすでにあってそのためのヒントを探していたのに対し、今の私は自分の人生の目標である「旅」の形そのものを探すために読みました。その姿勢の変化とこの本がうまくマッチしたと思います。そうなると後はスラスラ読め、いつの間にかに 著者と共に歩いて旅している気分になってきました。次の村には泊めてくれる家はあるのだろうか、良い出会いはあるだろうのか、ビザが切れるまでに国境は越えれるのだろうか、著者と同じ気持ちになって読み進めることができました。そして私が何よりも自分におどろいたのが、もうすぐヨーロッパ、終焉の地ローマはもうすぐだという状況になった時、読むスピードを若干落とした時です。著者も、イタリアで歩みが遅くなったようです。 この本の中に以下のような記述がありました。私が目指している草原が、そこにあるのかもしれません。 チムケント(現シムケント)を過ぎると、道はゆるいアップダウンをくり返しながら南々西への下り始めた。天山山脈の西端にたどり着いたのだ。雪をかぶった四〇〇〇メートル級の山々は徐々に東の背後へと遠ざかり、目の前には、濃い緑の草原の丘が波のように折り重なりながら、雲の彼方にかすんで見えなくなるまで続いている。 この本は、間違いなく私の人生の旅にとって重要なものになったと思います。自分の旅の形がまだ固まってない人にはお勧めしたい本です。参考になると思います。 地図を見れば、道らしきものもない草原の彼方にも、無数の村落が星のように散らばっている。資本の大動脈から遠くはずれたその生活はどんなものなのだろう。アスファルトからそれて、緑の大海原へと踏み出すことができたなら、どんなにか自由だろう。 本の著者紹介に、当時の著者の今後の目標が書かれています。なんの気なしに著者の名前を検索してみると、、、旅の中で一番印象に残ったんだろうなぁと思われるあの国で現在は活躍されているご様子でした。今後も、あの旅の記録ようにありのままを淡々と発信していってほしいと思います。応援しています。
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中国の西安からイタリアのローマまで、本当に歩きだけで 到達した、ノンフィクションです。 600ページ、ドラマチックではなく淡々としています。 なんども挫折しそうになる弁当本。 でも、読み終わった後に、もう一度読みたい!と思える本です。
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シーアンからローマまで歩いたそうです。 すごいですよね。その体力に驚きます。 それにこういうたびのスタイル、僕は大好きです。 僕には900日も歩き続けることはできません。 うらやましいです。 でも自分探しって何でしょう? 自分探しが目的で旅をするとのことですが、 自分が見つ...
シーアンからローマまで歩いたそうです。 すごいですよね。その体力に驚きます。 それにこういうたびのスタイル、僕は大好きです。 僕には900日も歩き続けることはできません。 うらやましいです。 でも自分探しって何でしょう? 自分探しが目的で旅をするとのことですが、 自分が見つからないとのことでしょうか。 そのせいか旅は楽しいはずなのに、 なんか楽しさが伝わってきませんでした。 修行僧のように歩く姿しか想像できません。 ストイックでなければ、この便利な世の中ですから、 歩きとおすことは出来ないのかもしれません。 地べたから世界を見るには、いい本だと思います。
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