世界の奇書・総解説 の商品レビュー
宗教書からSFまで、99の奇書の粗筋と解説を読める。 巻頭のカラー写真数ページ以外はほぼ奇書の紹介に徹しており、この本自体が一種の奇書的様相を呈しているのが面白い。 宣伝の様に解説者の訳書を紹介したり、解説者の意見を多量に含む解説だったり、誤植があったりと、解説の充実度は項目によ...
宗教書からSFまで、99の奇書の粗筋と解説を読める。 巻頭のカラー写真数ページ以外はほぼ奇書の紹介に徹しており、この本自体が一種の奇書的様相を呈しているのが面白い。 宣伝の様に解説者の訳書を紹介したり、解説者の意見を多量に含む解説だったり、誤植があったりと、解説の充実度は項目によって差が大きい。 ノストラダムスの「諸世紀」の項などはかなり酷く、失笑ものだ。 カタログ的に用い、興味を持てば原著やより詳しい本に当たる方がいいだろう。
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