奈落 の商品レビュー
ホラーのアンソロジー。 面白かった。 銀色列車は、笑えるけど、笑えない話。 読む前の自分に、これだけは読んでおきな、と伝えたいのは、かんべむさしさんの「銀色列車」、加納朋子さんの「黒いベールの貴婦人」かな。他も楽しめたけど。
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2019年、15冊目は、隙間読書用にしていたホラー・アンソロジー。 今回は、一言コメントを添えて(ややネタバレ要素アリ)。 「黒いベールの貴婦人」加納朋子 ベタなホラー的設定~まさかのホッコリなオチ。 「梢のそよぐ下」山上龍彦 あの、コマワリくん、の漫画家が転身していたとは...
2019年、15冊目は、隙間読書用にしていたホラー・アンソロジー。 今回は、一言コメントを添えて(ややネタバレ要素アリ)。 「黒いベールの貴婦人」加納朋子 ベタなホラー的設定~まさかのホッコリなオチ。 「梢のそよぐ下」山上龍彦 あの、コマワリくん、の漫画家が転身していたとは……。ただ、自分にはモヤ系で、合わなかった。 「怯える」貫井徳郎 上手いが、ホラーというより、箱庭サスペンス的かな⁉️ 「きりぎりす」佐藤哲也 異形もの。 「特殊治療」藤田宜永 メタモルフォーゼもの。 「鳥肌」桐野夏生 漂うチグハグ感。それは、自己中心的主人公によるもの。ホラーというより、サスペンス。 「銀色列車」かんべむさし ブラック・ユーモアもの。 「骨のモチーフ」佐々木譲 モヤ系のオチだが、好きな方向性。この先や、裏側を想像せずにはいられない。 以前読んだホラー・アンソロジー、『白昼夢』の姉妹作。単独作、既読の作家なし。同時に、単独作にまで触手が伸びる作家も……。まあ、純然なホラーを期待すると、少々肩透かし。ただ、広義なホラーとしては、ヴァラエティーには富んでてイイんじゃない。というコトで総合評価は、★★★☆☆。
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佐々木譲など8名の作者の短編を集めたホラー・アンソロジー。いろいろな文調が見られますが、読みにくい作者もありますね。慣れていない作者、ってのもあると思いますが。
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黒いベールの貴婦人 (加納朋子) / 初出 小説すばる 1994年1月号 梢のそよぐ下 (山上竜彦) / 初出 小説すばる 1994年9月号 怯える (貫井徳郎) / 初出 小説すばる 1995年4月号 きりぎりす (佐藤哲也) / 初出小説すばる 1995年2月号 特殊治療 (...
黒いベールの貴婦人 (加納朋子) / 初出 小説すばる 1994年1月号 梢のそよぐ下 (山上竜彦) / 初出 小説すばる 1994年9月号 怯える (貫井徳郎) / 初出 小説すばる 1995年4月号 きりぎりす (佐藤哲也) / 初出小説すばる 1995年2月号 特殊治療 (藤田宜永) / 初出小説すばる 1992年11月号 鳥肌 (桐野夏生) / 初出 小説すばる 1994年6月号 銀色列車 (かんべむさし) / 初出 小説すばる 1993年2月号 骨のモチーフ (佐々木譲) / 初出 小説すばる 1994年9月号 解説 (坂東齢人) 装画 小泉考司 アートディレクター スタジオ・ギブ 印刷 凸版印刷
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ホラー短編集をいままで数冊紹介しているが、今回よんだこの本はわりとおすすめ、普通に楽しめる。 その中でも『怯える』『鳥肌』は、お話の落ちもしっかりしてて面白い。 一番怖いのは生きている人間ってことなのかな。
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