ビジネス難問の解き方 の商品レビュー
商品開発のプロセスを汎用の課題解決ツールにするという考え方。「情報量とは驚きの大きさ」…これは何にでも当てはまる。驚きを与えることこそが、企業乃至個人の使命。技術もアートも同じ。この人の文章は明快かつプラクティカルで好き。また何か書いてほしい。
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一般的な問題解決手法を踏襲しながらも、物の見方や考え方について筆者の経験から色んなスパイスを加えている。 頭の使い方を教えながらも、実際にどのように解を出して、それをどう展開していくかという実地の部分を説いている本が少ない中、本書ではその部分がきちんと述べられていてとても参考にな...
一般的な問題解決手法を踏襲しながらも、物の見方や考え方について筆者の経験から色んなスパイスを加えている。 頭の使い方を教えながらも、実際にどのように解を出して、それをどう展開していくかという実地の部分を説いている本が少ない中、本書ではその部分がきちんと述べられていてとても参考になった。とりわけ本書の中で取り扱っている具体例がどれも興味深く、また説明としてしっかりとしているため非常に分かりやすい。筆者の他の本が気になる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 本書は、日本経済や企業経営の難局に際して、常に卓越したアイデアを提供してきた筆者の、問題解決の方法論である。 「データは実態の一部にすぎない」「売上げよりシェア独占を」「交渉を制するのは次善策しだい」など、そのアイデアには、現状打破のヒントが隠されている。 [ 目次 ] 序章 問題解決とは何か 第1章 思考の進め方 第2章 情報戦を制する 第3章 アイデアを設計する 第4章 決断の方法 第5章 IT時代の落とし穴 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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タイトルに惹かれ「難問の解き方」を探すと、読み終わっても迷ったままになる一冊。 技術畑のすばらしいバックグラウンドを持つ方なので、そういう方面からの論旨を期待した。しかし、読み込みが足りないのかもしれないが、御大としての哲学的な持論に終止してしまっている。 料理本に例えると「...
タイトルに惹かれ「難問の解き方」を探すと、読み終わっても迷ったままになる一冊。 技術畑のすばらしいバックグラウンドを持つ方なので、そういう方面からの論旨を期待した。しかし、読み込みが足りないのかもしれないが、御大としての哲学的な持論に終止してしまっている。 料理本に例えると「パエリアをつくるには、こんなコツがあって、調味料はこんなのも使えて、このレシピの中で大切な時間はここなんです」という具体的な内容を期待していた中で、「心にしみる一品が大事だ」という一文に出会うような気分。
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名著であります。著者に感謝します。仕事をする上でも大変重要な指針を与えてくれます。 フツーに考えろ、フツーに。余計な風評にとらわれるな。騙されるな。ゼロベースでしっかり考えろ、と教えてくれます。 「何が本当の強みで、何が本当の問題点かは、丹念にデータを集め、現場を歩いて...
名著であります。著者に感謝します。仕事をする上でも大変重要な指針を与えてくれます。 フツーに考えろ、フツーに。余計な風評にとらわれるな。騙されるな。ゼロベースでしっかり考えろ、と教えてくれます。 「何が本当の強みで、何が本当の問題点かは、丹念にデータを集め、現場を歩いて回ればおのずと見えてくる」(p.62) その通りですね。しかも読者私にしてもサラリーマンでありますから、そういうデータや現場にアクセスできる機会はあるわけだ。なのに出かけなかったり、データにあたらなかったりしていてはもったいない。自殺行為なんですよね。報告だけ待っているような輩、コンサルタントに依存している輩…こういうのは職業倫理に欠ける。道義に反するんだなあ。 最後の一言が「現場現物主義だけが成功の手段である」(p.204)です。いまの御時世には重要な考え方です。 マスコミに対する厳しい論評は賛同申し上げます。「言論公害」(p.184)「マスコミ不況」(p.188)いいですね。
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プロジェクトを前にして、それはそもそも何のためにあるのか、そしてどういう成果、結果を出すのかを考える。 技術の東芝の目標は以前、ノーベル賞をとることだったらしいが、そうではない。市場に受け入れられる商品を作ることが大切だ、ということにあるとき気が着いた。 心配性の人の方が解決策を...
プロジェクトを前にして、それはそもそも何のためにあるのか、そしてどういう成果、結果を出すのかを考える。 技術の東芝の目標は以前、ノーベル賞をとることだったらしいが、そうではない。市場に受け入れられる商品を作ることが大切だ、ということにあるとき気が着いた。 心配性の人の方が解決策を考えるから長生きする。
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ホリエモンがはやらせた「想定の範囲内」という言葉。確かに、これから起こることを全て想定していたら、ビジネスだけでなく、いろんな場面で強いだろうな。 この本では、「想定」ではなく「設計」という言葉を使っているが、「現場」に基づいた「データ・情報」で、将来を「設計」する事を説いてい...
ホリエモンがはやらせた「想定の範囲内」という言葉。確かに、これから起こることを全て想定していたら、ビジネスだけでなく、いろんな場面で強いだろうな。 この本では、「想定」ではなく「設計」という言葉を使っているが、「現場」に基づいた「データ・情報」で、将来を「設計」する事を説いている。
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