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向田邦子をめぐる17の物語 の商品レビュー

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2024/12/22

向田さんの文章は 何気ない日常の話なのに、その時々の情景や感情を一番適切にどんぴしゃな言葉を選ぶ天才だなぁと思う。 この言葉以上にこの場面を表す言葉はない!という最適解をチョイスできる人。 だからよく理解でき、情景がリアルに浮かび、まるで自分が体験したかのような気分になる。

Posted byブクログ

2022/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 向田邦子さんの作品、色あせないですね。明治は幸田文、昭和は向田邦子という感じがします。今年8月22日、向田邦子没後40年です。相庭泰志・構成「向田邦子をめぐる17の物語」、2002.2発行。沢山の方々が向田邦子さんを偲んでいらっしゃいます。①小林桂樹:いただいた手紙は私のための短編小説 ②植田いつ子:あま噛みの人、あま噛みの優しさ ③和田勉:向田作品の本質はセックス、セックス抜きにしてホームドラマは成り立たない ④早坂暁:女学生を思わせる凛とした姿 ⑤杉浦直樹:惻隠の情を持っている人 ⑥川野黎子:相手の喜ぶことを絶対に外さない褒め方の上手な人

Posted byブクログ

2013/08/23

照れ屋で潔く情に厚くだけどさっぱり後腐れのない人。 料理屋に大人数で出かけた際、 オーダーを取る店員が大変だと、「全員同じでいいわよ。」と言ったくだりに 向田邦子の人柄が凝縮されている気がした。

Posted byブクログ