死都日本 の商品レビュー
はい、日本大丈夫?つか日本政府大丈夫?とあらためて思ったメフィスト賞『死都日本』だす うーん、この本が出版されたのが2002年です その後に東日本大震災や能登半島地震などもあったにも関わらず、日本の防災、危機管理能力あんまり上がってる気がせんのよね もちろん急には無理ってのは理...
はい、日本大丈夫?つか日本政府大丈夫?とあらためて思ったメフィスト賞『死都日本』だす うーん、この本が出版されたのが2002年です その後に東日本大震災や能登半島地震などもあったにも関わらず、日本の防災、危機管理能力あんまり上がってる気がせんのよね もちろん急には無理ってのは理解できるんだが、さりとて着実に一歩づつ進んでますよって気もしないんよね ほんと大丈夫? はい九州南部で発生した超大規模噴火により壊滅的な状況に陷った日本を描くクライシスノベルとなっております本作、でもなんか政治批判の強い一冊という感じもしました それにしても「説明」が多かった いやどうしても言いたいんだろな〜 自分の好きなことをみんなに「説明」したい欲がね ただ、クライシスノベルに必須のスピード感を損なわない工夫が随所にあって、一応成功してるなって好感です 視点の切り替えを小刻みにやるとか、「説明」したいことも科学的視点データと古事記や黙示録などの考察と分野の違うことを用意して、どちらかに偏りすぎずうまく配置することで飽きさせないようにするとか 難しい説明には図を差し込んだり、地図を多用して被害の深刻さを可視化するとかね それとわい個人としては先に本作に書かれていることより詳しい本を読んでいたのでさくさく読み進められたしね 先に知識入れといて大正解 あ、そうそう色んな数字とかデータが出てくるとそこに引っかかって読むスピードが遅くなるって人いるじゃない そういうときわいがどうしてるかっていうと、具体的な数字を無理に理解しようとしないで、さっさと大雑把に脳内変換しちゃいます すごい早い!とか相当長い!とかとんでもなくでかい!とかめちゃくちゃエロいとかね そうすると少し読むスピード早くなるかもね いやエロい数字ってなんやねん!
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加久藤火山の破滅噴火 2002年の作品で、阪神淡路(1995) 東日本(2011) の両大地震の中間 本作では原発は停止済で免れる 政権は野党
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九州にある霧島火山(加久藤カルデラ)が破局的噴火を起こすことで、南九州は壊滅。 日本全体が危機的状況へと陥り、飛散する火山灰の影響で世界にも大きな被害をもたらすお話。 ヨハネの黙示録や古事記のイザナギ・イザナミの神話などを火山噴火の観点から読み解く解釈が面白かったです。 フィ...
九州にある霧島火山(加久藤カルデラ)が破局的噴火を起こすことで、南九州は壊滅。 日本全体が危機的状況へと陥り、飛散する火山灰の影響で世界にも大きな被害をもたらすお話。 ヨハネの黙示録や古事記のイザナギ・イザナミの神話などを火山噴火の観点から読み解く解釈が面白かったです。 フィクションのなかに火山や防災の知識を盛り込んでいて、自分のなかの防災意識が高まったけれど、知識メインで小説としては微妙なところがややありました。 復興プラン、絶対物理的に無理だってば…(苦笑) 最後、東海地震が来ること確実、連鎖して東南海と南海地震も続く予報。 富士山も爆発ほぼほぼ確実…ってところで終わったけれど、続きがあるのかな? 気になる…。
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火山噴火で起こりえる危機的状況が網羅されている。 さしずめ“火山被害のデパート”という感じ。 都市への人口集中、断層上の原子力発電所。 かなりリスクが高いぞ。
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霧島山の爆発的噴火(同書では「破局噴火」と呼称)に直面した火山学者と新聞記者の2人を中心に,噴火被害の状況とその後の行政対応等を描いた,噴火シミュレーションと言える作品.噴火現象の推移についてはかなり精巧な描写がされており,専門用語についても随所で,火山学者らの台詞や独白として説...
霧島山の爆発的噴火(同書では「破局噴火」と呼称)に直面した火山学者と新聞記者の2人を中心に,噴火被害の状況とその後の行政対応等を描いた,噴火シミュレーションと言える作品.噴火現象の推移についてはかなり精巧な描写がされており,専門用語についても随所で,火山学者らの台詞や独白として説明を加えている点は評価できる.一方行政対応については,予てから火山学に対する危機意識を持った人物が首相としてリーダーシップを発揮する内容であるが,特に国際社会を意識したような部分に関しては,やはりフィクションだな,という印象を受けた.
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御嶽山噴火のあと、薦められて読んでみた。 これは、フィクションです、今のところは。 そして、おそらく現実にはならないと思います、日本政府等登場人物の鮮やかな対応の部分については。 しかし、災害については、いつかフィクションと呼べなくなる日があるかもしれない。 南九州 霧島火山破...
御嶽山噴火のあと、薦められて読んでみた。 これは、フィクションです、今のところは。 そして、おそらく現実にはならないと思います、日本政府等登場人物の鮮やかな対応の部分については。 しかし、災害については、いつかフィクションと呼べなくなる日があるかもしれない。 南九州 霧島火山破局噴火は、霧島火山より古い加久藤カルデラの噴火であった。その噴火は南九州を一気に圧殺し、日本全土を襲う.... 本書にでてくる想定、地名は、非常に具体的である。そして、薩摩川内原発は、火山噴火の前に、完全停止し燃料棒も運び出されている想定。 ただし、この規模の災害が起これば、おそらく川内原発以外の原発も、冷却不能に陥り、日本は放射能的焦土となっているに違いないと、より大きな災害を想像させる。 奇しくも現実の我が国では、地元自治体が原発再稼動容認のニュースが流れた。 原子力安全・保安院の審査は、あくまでも現在の「想定」で作った「想定内」の安全基準を満たしているというだけのこと。 過去5年以内に、「想定外」の地震を経験している日本で、「想定」を言い逃れにして、目先の利益を優先する。そんなこと、子供や孫の目をみてきちんと言えるか?
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御嶽山の噴火で久しぶりに読んでみた。分厚い小説だけど、もう何回も読んでいて、3度目が4度目ぐらい。 九州南部の霧島周辺で巨大火山噴火が起こる話なんだけど、圧倒的スケールと科学的説得力の強さで、ぐいぐい引き込まれる。怖い話なんだけど、ワクワクしてしまう。すごい本です。
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九州・霧島の破局的噴火に端を発した連鎖的な天変地異は、日本列島を存亡の危機に陥れる。 自然の猛威に直面した人々にはもはや為す術もなく、一瞬にしてこの世から消え去るか、生きながら地獄の苦しみを味わうかの二者択一しか残されていないかに思われた。 そんな状況にあって、まさに命を懸け...
九州・霧島の破局的噴火に端を発した連鎖的な天変地異は、日本列島を存亡の危機に陥れる。 自然の猛威に直面した人々にはもはや為す術もなく、一瞬にしてこの世から消え去るか、生きながら地獄の苦しみを味わうかの二者択一しか残されていないかに思われた。 そんな状況にあって、まさに命を懸けて戦った人間たちの生き様をどうかお見逃しなく! 果たして人々は生き残ることができるのか?
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九州南部の霧島が噴火し、未曾有の破局的大惨事に至ると言うお話。緊迫した様子は読んでいてハラハラする。 時の内閣の菅原首相は事態を前もって予測し、準備していたという設定。日本人が避難できるように、いざとなればイギリスに衛星から鉄鋼弾を放ち壊滅的な状況にするという設定があるが、最後...
九州南部の霧島が噴火し、未曾有の破局的大惨事に至ると言うお話。緊迫した様子は読んでいてハラハラする。 時の内閣の菅原首相は事態を前もって予測し、準備していたという設定。日本人が避難できるように、いざとなればイギリスに衛星から鉄鋼弾を放ち壊滅的な状況にするという設定があるが、最後の最後の緊迫した状況はまるで著者が最初のその設定を忘れてしまっているかのような話の流れであった。(実際はちょっとは話に出て来るが、私の期待がこの鉄鋼弾の行方に随分と置いてあったので、肩透かしを食らったような気になってしまった。 興味深いのは本書の出版が2002年でありまだ自民党政権時代であったこと。設定の菅原内閣は政権交代以後の政府で、まるで311を仮定したような民主党政権らしき話しなので、NWOのアジェンダ発表小説かと疑ってしまう。 それはともかく災害パニックものとして楽しめた。 感動という点では弱いので星は四つ。
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南九州の火山はそこらの火山とは違う! なにせ、プレートが引っ張られてできる割れ目から溶岩がでてくるんだから、噴火したら地球規模の災害になる。なんて知らなかったよ。 当方、鹿児島在住にて、まるですぐにでも起きる出来事を読んでいるかのような錯覚に陥りました。じゃあ対策するか、という...
南九州の火山はそこらの火山とは違う! なにせ、プレートが引っ張られてできる割れ目から溶岩がでてくるんだから、噴火したら地球規模の災害になる。なんて知らなかったよ。 当方、鹿児島在住にて、まるですぐにでも起きる出来事を読んでいるかのような錯覚に陥りました。じゃあ対策するか、というと、こんな規模の災害なら、もはや世界のどこに逃れても無駄、無駄、無駄ぁ!と開き直ってしまうのでした。 日本沈没よりも面白いです。
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