バレッツ&バンディッツ 楽園の棺 の商品レビュー
あいかわらず、不思議…
あいかわらず、不思議な設定で、極悪人なのにまったく極悪ではなく一線を引いて規律正しくさえみえる。主人公たちの思惑や心配と、実際の出来事のギャップが大きくてハラハラしようにもできず、笑おうにも笑えない、この人には世界観をきっちりつくるグループSNEのバックアップがあってこそまともな...
あいかわらず、不思議な設定で、極悪人なのにまったく極悪ではなく一線を引いて規律正しくさえみえる。主人公たちの思惑や心配と、実際の出来事のギャップが大きくてハラハラしようにもできず、笑おうにも笑えない、この人には世界観をきっちりつくるグループSNEのバックアップがあってこそまともな作品ができるのでは?
文庫OFF
世界観の作りこみや、キャラクターの設定が少々甘いものの、「ファンタジー世界で銃撃戦をやりたい!」という情熱と勢いだけで押し切られたような作品。 あとがきにも書いてある通り、正義のために戦うキャラクターは一切出てこない。しかし、悪人ばかりというわけでもないため、ストーリーに不快...
世界観の作りこみや、キャラクターの設定が少々甘いものの、「ファンタジー世界で銃撃戦をやりたい!」という情熱と勢いだけで押し切られたような作品。 あとがきにも書いてある通り、正義のために戦うキャラクターは一切出てこない。しかし、悪人ばかりというわけでもないため、ストーリーに不快感はなく、アクションの爽快感のみが残る。 ただ、ちょっと気になったのは、いくら取っ替え引っ替えとはいえ、フリントロックでジョン・ウーばりの銃撃戦ができるのか?ということと、主人公であるバレッツの使用する「錬金術師の銃」のイラストに起こされたデザインがあまり格好よくない点だ。 だがまあ、ラストで繰り広げられる三つ巴の大乱戦は理屈抜きで盛り上がるので、そんな細かいことは気にしないで読むほうが正しいのだろう。
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