死せる魂の幻想 の商品レビュー
『死せる魂の幻想』このタイトルをそのタイトルたらしめるものがこの物語の何処にあるんだか、何が言いたいんだか、何が書きたかったんだか、タイトルにしても物語の終わりにしても¨あくまで僕には¨意味不明過ぎました。色々と消化不良な作品。それと、物語中の様々な描写自体は、それぞれ表現するも...
『死せる魂の幻想』このタイトルをそのタイトルたらしめるものがこの物語の何処にあるんだか、何が言いたいんだか、何が書きたかったんだか、タイトルにしても物語の終わりにしても¨あくまで僕には¨意味不明過ぎました。色々と消化不良な作品。それと、物語中の様々な描写自体は、それぞれ表現するもののイメージが湧き易く感覚的な表現力があって面白味があるんですが、意味を消化し難い文の構成が所々あって、読む側の立場になって言葉を省くなり組みかえるなり文章を洗練し整えて欲しかったなと、読みにくかったです。そこには稚拙なものを感じました。
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硬質な文章を裏切って、内容は実に散漫としている。互いの間でしか通じない冗談で笑い転げている友人たちを見守っているときのような、漠とした不快感が始めから終わりまで付き纏って、正直退屈だった。 加藤氏や笙野氏が選評で触れていた雨宿りのシーンも、そこだけを切り取ったウェブテキストであっ...
硬質な文章を裏切って、内容は実に散漫としている。互いの間でしか通じない冗談で笑い転げている友人たちを見守っているときのような、漠とした不快感が始めから終わりまで付き纏って、正直退屈だった。 加藤氏や笙野氏が選評で触れていた雨宿りのシーンも、そこだけを切り取ったウェブテキストであったのならば楽しめたかもしれないけれど、その後の展開を思うと首を傾げざるを得ない。それで結局、二つ年上の彼は何だったの、どうなったの、と。
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