ハリマオ の商品レビュー
ハリマオは義賊の後 、日本軍に協力をしたのですね。 本の中にも 書かれていますが、これらの事実は正確には伝わらず 英雄伝だけが 1人歩きしてきたようです。 この本では、ハリマオが協力したマレー半島での 戦況の様子も描かれていました。 当時、多くの日本兵は 過酷な環境で戦ったの...
ハリマオは義賊の後 、日本軍に協力をしたのですね。 本の中にも 書かれていますが、これらの事実は正確には伝わらず 英雄伝だけが 1人歩きしてきたようです。 この本では、ハリマオが協力したマレー半島での 戦況の様子も描かれていました。 当時、多くの日本兵は 過酷な環境で戦ったのですね。 そして、戦場ではなく、ジャングルで病気などによって 亡くなってしまった方々は本当に無念だったでしょう。 戦争は もう 二度と あってはならないですね。
Posted by
8月14日 ~ 8月15日 中野富士夫の視点(コスモポリタンに成れなかった男、アイデンティティーを追求し続けた男)を再確認するつもりが、見事にその目論見を覆された。 ”日本語がうまく通じなかったが、給料は仲間を引き連れてぱっと使ってしまう”、”情報収集のために大判振舞をし...
8月14日 ~ 8月15日 中野富士夫の視点(コスモポリタンに成れなかった男、アイデンティティーを追求し続けた男)を再確認するつもりが、見事にその目論見を覆された。 ”日本語がうまく通じなかったが、給料は仲間を引き連れてぱっと使ってしまう”、”情報収集のために大判振舞をし、機関員に金の無心をする。顔を出せと怒られれば、他の機関員に無心する。”、”神本利夫に大東亜共栄圏の理想を享受され、愛国心を起こし、死の間際、官吏に登用されたことに涙する”という多くのエピソードが物語る(壮士肌というよりは)素直、腕白小僧がそのまま大人になった姿、「つまりは日本軍官僚として生きることも、イスラム教徒として生きることも、二つの異文化世界に足をかけた彼の願望であったのである。」という著者の意見が谷豊の実像なのだ。 愛国主義者、モスリムといった分類にこだわるのは現代人の悪い癖なのかもしれない。
Posted by
- 1