「姥捨て伝説」はなかった の商品レビュー
実家の近くにある姨捨山。小学校ではキャンプでも登ったり。 姨捨山伝承が実際はなかったとする。実際問題、捨てるなら姥より先にジジだろ?って著者の考えにはクスっとしました。この本で触れられてない論点もあるとのことで、すっげぇ気になる。
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あんまり姥捨て山っていうのに関心はありませんでしたが、確かに、娘を売るとか子供を間引きというのはわかるんですが、親を、しかも料理も洗濯も家事一切が家で一番うまい母親を捨てに行く、しかもまだ一応元気な段階で。それはあまりにも考え難いですよね。 それで著者が調べたところ、有名な小...
あんまり姥捨て山っていうのに関心はありませんでしたが、確かに、娘を売るとか子供を間引きというのはわかるんですが、親を、しかも料理も洗濯も家事一切が家で一番うまい母親を捨てに行く、しかもまだ一応元気な段階で。それはあまりにも考え難いですよね。 それで著者が調べたところ、有名な小説中に取り上げられてる姥捨ての民謡も、その小説の作者の作詞作曲だったそうです。それって創作伝説じゃないですか。 古田武彦さんは、”「邪馬台国」はなかった”の著者で、歴史を論理的に語る名手です。親子の会話形式での解説でわかりやすく面白くぐいぐい読めてしまいます。薄い本ですが内容は濃い、古代史の色々な側面、古代史の考え方が示されている名著です。
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