黄昏の岸 暁の天(上) の商品レビュー
今までの登場人物が色々と入り混じって動きまわります。とりあえずほっと胸を撫で下ろしたのは慶国の様子でしょうか。上手くやっているようでよかったです。一方あの国は…まさかそんなことに、と言いたかった。いや今もですね。信じたくないです、やっぱり。
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十二国記シリーズ 陽子編の続編の続編。 なんと『魔性の子』の続編でもあったり!! 戴国の麒麟 泰麒と慶国の国王 陽子がご対面!・・・するのは下巻だけど。(笑) 泰麒に慕われていた李斎の健気な姿に胸を打たれます。 そして真摯な陽子に惚れ直しました!
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十二国記シリーズの第六弾の上巻です。登極から僅か半年で載国は王と麒麟を失い(正しくは両者とも行方不明になり)、謀反の疑いをかけられた載国の元将軍、李斎は胎果の王、陽子を頼って命がけで慶国へやってくる。李斎の必死な想いが凄く伝わってきて、時々苦しくなった作品でした。
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待ちに待った『図南の翼』から5年ぶりの作品。 常世で王として基盤を築きつつある陽子と、倭で麒麟としての己を失った泰麒。『魔性の子』での常世側の動きの見える一冊です。
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話の筋は、 登極から半年で載国に王と宰輔(麒麟)が行方不明に。混乱にともない妖魔の跋扈するなか、謀反の疑いをかけられた載国の元将軍・李斎は、命かながら抜け出し、慶国王宮の門前に助けを求めるべくたどり着いた。その人となりに共感した景王・陽子は、助力を約束する。しかし、助力を遂行し...
話の筋は、 登極から半年で載国に王と宰輔(麒麟)が行方不明に。混乱にともない妖魔の跋扈するなか、謀反の疑いをかけられた載国の元将軍・李斎は、命かながら抜け出し、慶国王宮の門前に助けを求めるべくたどり着いた。その人となりに共感した景王・陽子は、助力を約束する。しかし、助力を遂行しようとして、12国をすべる天奇妙な仕組みに気づいた。そこで陽子は? なんて感じです。 12国記シリーズの中で延々よこたわっていた謎やら時代の流れの空白やらが、この5年ぶりの新刊でだいぶ埋まりました。また、いままで、12国のなかのごく一部の王と麒麟しか登場しなかったけれど、今回たくさんでてきたおかげでなんだか豪華な気分を味わえました。とんでもなく濃いキャラクターがでてきたし。同人系のかたはこれでちょっとま楽しめる(?)ことでしょう。 しかし…、物語の完結度からみてみると、「ここで終わりぃ!?まじ!!??」ってきも。行方不明がことの発端なのに、最後まで載国の王と宰輔が会えたかどうか分からんというのは、あまりにもあまりでわ…。この続き、ちゃんと書いてくれるんでしょうねぇ!?!?このまま欲求不満がたまり続けて数年ってのはいただけない。でも、やっぱ、この著者、遅筆だし…。あと、まがりなりにも今までのシリーズは話ごとに読んでもそんなに大きな問題にはならないように作っていたのに、今回のは、12国記を今まで読んだことのない人にはなにがなんだかわからない本になっていたような気がする。(; ̄ー ̄)A
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待ちに待った新刊でした。このお話では、閉鎖された十二国という世界の裏側、陰惨さといったものが良く出ていると思います。何か出来ることはないのか、と行動する陽子には好印象。
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