聖母の深き淵 の商品レビュー

柴田よしき(著者)

2009/12/28

『RIKO』２作目。

２年半後の彼女は母になっている。
でも彼女は“女”である事をちっとも放棄していない。
それどころか、ますます危険でとびきりの男達と関わっていく。

ただ、彼らの“交流”はいつも普通とはまるで違って、
互いに無傷ではいられない。
その、血を流すことから逃げない強さと潔さが・・・
たまらないんだよなぁ！！！

読み進むスピードが全く落とせない・・・
だってこれ半日で読んでしまったもの。
でもシリーズ物を続けて読む快感には・・・抗えない。

2009/10/27

女刑事緑子シリーズの２作目。前作「ＲＩＫＯ」より内容は濃い。まぁ、舞台設定が出来ているから自由に展開しやすいんだろうなぁ～、ただ、相変わらず性に拘りすぎと思うが・・盛り沢山も無理を感じるので、短編にして分けた方がいいように思う。いろいろと不満もあるが、いままで読んだ彼女の作品の中では面白い部類。しかし、ミステリーじゃなくハードボイルドなんやね、ジャンルとしては（笑）

2009/10/08

2009.10.3

緑子シリーズ第２作
麻生さんの思う人が最期までわからずに読めれば、びっくりするのでしょうが、
なかなかそれはないでしょう。
やはり、読む順序を間違ってしまったのが残念です。
花咲慎一郎シリーズは、先に読むべきではなかったです。

2009/10/07

複数の事件が繋がる様がいいですね。１３年も前の本なのにジェンダー問題が扱われていたことにも驚き。そして、聖なる黒夜→私立探偵→ＲＩＫＯと読んできたので、ようやく麻生と練の関係が見えてスッキリと言うかホッとしたというか。でも少し切ない。

2009/10/07

…主役はりこなんだけどなあ。もうほとんど麻生と山内で終わってるよね！いいけどね！
いろんなことが絡んで読み応え充分です。さすがです。これが９６年刊だなんて！もっと早く知っていれば！

2011/07/31

緑子シリーズ２弾。母親としてまた一歩成長した緑子に逢えてよかったです。複雑に絡み合った犯罪が、見事に解けていく様は小気味よいです。

2009/10/04

リコシリーズではこの作品が一番好きです。女性はいざという時に「女」としての自分を選ぶか、「母」としての自分を選ぶか。考えさせられました…

2009/10/04

RIKOシリーズ二作目。山内＆麻生が初登場。この二人が大好きです。麻生さんのノロケっぷりにめろめろです（笑）もちろん緑子がカッコイイ。初版は10年前なのにきちんとジェンダーについて扱われている点が見事だと思いました。