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フフフの歩 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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将棋棋士の酒にギャン…

将棋棋士の酒にギャンブルにとのエッセイ。アマチュアとの本気対局も面白い。

文庫OFF

将棋、酒、マージャン…

将棋、酒、マージャンの話など、軽妙なエッセイです。

文庫OFF

2022/01/06

村山聖が進行性膀胱癌の手術をしたのは1997年6月のこと。脳に悪影響が出ることを避けるために抗癌剤や放射線治療を拒否した。壮絶な痛みに耐えて、翌年8月に逝去した。 https://sessendo.blogspot.com/2022/01/blog-post_34.html

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2018/12/10

これが二十歳そこそこのセーネンの頃書かれたものとは驚きだ。飲んだくれてバクチばっかりしている、無頼な日々が綴られている。著者「先ちゃん」はともかく、今やすっかり将棋界の重鎮である方々も、そのお仲間であったとは。郷田真隆九段、深浦康市九段、木村一基九段などなど、対局中の真面目な顔し...

これが二十歳そこそこのセーネンの頃書かれたものとは驚きだ。飲んだくれてバクチばっかりしている、無頼な日々が綴られている。著者「先ちゃん」はともかく、今やすっかり将棋界の重鎮である方々も、そのお仲間であったとは。郷田真隆九段、深浦康市九段、木村一基九段などなど、対局中の真面目な顔しか知らない棋士の面々が出てくる出てくる、佐藤康光会長に至っては「モテ光君」なんて呼ばれてしばしばおちょくられている。みんな若い日があったのよねえ。当たり前だけど。 今の若手棋士の方たちには、こういうアウトロー的雰囲気は希薄だ。実際の姿は知らないわけだが、印象としては実にスマートで清潔。考えてみれば、これは棋士に限らず、若者一般について言えることかもしれない。かつては、青年の社会的な常識や規範からの逸脱に対して、ゆるやかになんとなく許容する空気があったように思う。本書には、バブルの狂騒まっただ中に書かれた文章が多く収められているが、やはりバブル崩壊後に一つの大きな転換点があるのだろうか。 大酒飲んでひっくり返ったり、チンチロリンで有り金をすったり、といった日々は、同時に、どこまでも続く真剣勝負に神経をすり減らす日々でもある。ふざけたことばかり書いているようだが、その向こう側に、そうした勝負の世界に身を置いた人だけが持つ苦悩が見える。そこが著者の持ち味で、読んでいてひきつけられるところだと思った。 将棋界に興味がある読み手にとっては、へぇ~というエピソードも満載だ。神吉宏充七段の愛すべき言動や、今よりずっと親しみやすい感じで描かれる羽生善治竜王の姿にほっこりする。在りし日の村山聖九段が登場したのにはぐっときた。それに林葉直子さん。なんと著者と林葉さんは小学生の頃、米長九段のところに一緒に内弟子として住み込んでいたんだそうな。将棋の天才少女にしてアイドルも顔負けの美貌だったが…。人生とはわからないものだなあ。

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2017/02/23

最近は 将棋の棋士の本が マイブームである。 羽生善治が なぜ強いか ということが 実に気になっているので、その周辺の人たちが なにを考ているのかを 知りたくなっている。 大崎善生の『聖の青春』をよみ 村山の友好関係の中に 先崎学がいた。題名が『フフフの歩』というから、 おもしろ...

最近は 将棋の棋士の本が マイブームである。 羽生善治が なぜ強いか ということが 実に気になっているので、その周辺の人たちが なにを考ているのかを 知りたくなっている。 大崎善生の『聖の青春』をよみ 村山の友好関係の中に 先崎学がいた。題名が『フフフの歩』というから、 おもしろそうなので 読んでみた。 確かに、笑いこげる文体で、20歳前後でこの文章を 紡いでいるとは 青春とは恐るべきことだ とおもう。 将棋のことよりも 棋士の人間模様、師弟の関係をあからさまにし、 佐藤康光のモテ光ぶりを うらやましがっている。 競馬、麻雀、ちんちろりん、スロットという さまざまな賭け事好きな側面も活き活きしていて おもしろい。 将棋の勝負がなければ ずいぶん気楽な生活をしている ということが、よくわかる。 それを実に おおらかに 綴っていることに、 あきれたり、驚いたりしている。 普通の生き方ではないことがよくわかる。 21歳で 猛烈な肩こりとなり、按摩からは 40歳の身体と言われるほどのプレッシャーがある。 とにかく、気楽なようで 気楽ではないのだね。 村山が ほんのわずかしかでてこなかったのが残念。 羽生に 将棋盤の星を聞くことがおもしろい。

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2014/02/27

なんだか、飲んで遊んで旅行行って麻雀やって賭け事やって、その合間に将棋、といった感じ。 結構前の本なので、時代もあるのかなと思ったが、20代前半にしてこんな感じで大丈夫なんかいなと思ったが、 今や八段とご立派なので、人って分らないと思った。 とはいえ、とにかく遊び過ぎ

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2012/11/05

将棋棋士先崎八段(数年後には九段)の青年時代のお話 その後A級(将棋会のベスト11)を2年務めるのですが、 そのちょっと手前の時代のお話。 現在は大卒の棋士も多いのですが、 当時は中学出てそのまま将棋一筋と言う時代で、 彼もそんな中学校中退(自称)の棋士でした。 将棋が好きな人は...

将棋棋士先崎八段(数年後には九段)の青年時代のお話 その後A級(将棋会のベスト11)を2年務めるのですが、 そのちょっと手前の時代のお話。 現在は大卒の棋士も多いのですが、 当時は中学出てそのまま将棋一筋と言う時代で、 彼もそんな中学校中退(自称)の棋士でした。 将棋が好きな人は面白いかと思います。

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2012/06/18

面白かった。書いてある内容は90年代の風景ですが、棋士の魅力が沢山散りばめられていますね。おススメの文庫本。

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2010/05/27

基本的にとても明るくて、その軽妙な語り口に笑ってしまうこともしばしば。 ただ、やはり勝負の世界に生きる厳しさ・重さが感じられる話も。 自分の知らない世界の話はとても興味深い。

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2009/10/07

先崎さんのひととなりだけでなく、彼の周りの人の描写もまた上手くて、他の棋士の方ってどういう人なんだろうってのがすこし垣間見れた気がして面白かったです。

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