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夜想曲 の商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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ある山荘で同期会が開…

ある山荘で同期会が開かれ、殺人が起こった。しかし主人公桜木はその山荘での出来事の記憶がなかった。桜木を犯人だと断定したワープロ原稿が送られてくる。そのような特性のためか、伏線まで解説されてて、丁寧な謎解きをしてくれたなという印象がある。読者への挑戦状が付いている。

文庫OFF

丁寧で論理的な解決編…

丁寧で論理的な解決編に好感が持てるものの、落ちが「は?」という感じに。伏線が分かり易く張られている為、トリックそのものはスッキリと解けて自分としては爽快。

文庫OFF

2019/06/01

久々にトリックとロジックが凄い作品に出会ってしまった(ロジックは少々面倒くさいが)。このトリックを成立させるためのある設定も納得できる使われ方をしている(少々ご都合主義ではあるが)。これで読んでて楽しい文章力があれば良かったのだが...

Posted byブクログ

2018/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

C.C?だって、警察も来るし、お店に注文すれば、食料品も届く。 読みづらいと思ったけど、ネタバレすぎるから書けないけど、そういうことでかな。

Posted byブクログ

2018/05/01

同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶が抜け落ちていた。ただ、ひとつロープで他人の首を絞めた生々しい感触を除いては…。そしてその追い打ちをかけるように何者かからワープロ原稿が送られてきた。そこには空白の三日...

同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶が抜け落ちていた。ただ、ひとつロープで他人の首を絞めた生々しい感触を除いては…。そしてその追い打ちをかけるように何者かからワープロ原稿が送られてきた。そこには空白の三日間が小説として再現され、桜木を真犯人として断罪していたが…。トリック&ロジックの本格派が新たに叩きつける「読者への挑戦状」。長編ミステリ。 文章に難あり。読みづらさは、ページの少なさでカヴァーすればよし… 原稿(第一章~三章)ごとに殺人が起こる。これは真実か?創作か? 読者は違和感をかんじずにはいられない。 読者への挑戦が挟まれ、熟考する。事件の驚くべき構図や企み。実は推理できてしまった。犯人までも。 類をみない大がかりなトリックは成功している。気が付かない読者には素晴らしい読書体験がまっているはずだ。 しかし、どうも辻褄が合わない箇所がある。ふと疑問に思い、納得はできなかったが、物語に身を委ねて推理の終わりを待つ。 探偵はまさかのカタストフィを炸裂させた。なるほど。全部が繋がるわけか… 本格ミステリファンのあなたに捧げる最高のロジック。 窓辺さんからお借りしました。感謝。

Posted byブクログ

2017/10/14

トリックの使い方がユニーク。ただ、それを許容できるかどうかは評価が分かれるかもしれない。 短いのでミステリ好きなら読んでも損はないのではないか。

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2015/09/17

噂通り、やってることは確かに凄い。 全く同じ理論を用いて、トリック1つ加えるだけで、別の犯人が浮かび上がる。そのトリック自体がとんでもないもので、よく成立させられたなぁと感心しました。 ただ、読みにくい。最初は仕掛けられたトリックのせいかな?と思っていましたが、どうやら文章があま...

噂通り、やってることは確かに凄い。 全く同じ理論を用いて、トリック1つ加えるだけで、別の犯人が浮かび上がる。そのトリック自体がとんでもないもので、よく成立させられたなぁと感心しました。 ただ、読みにくい。最初は仕掛けられたトリックのせいかな?と思っていましたが、どうやら文章があまりお上手でないようです… まあ、ミステリを書くセンスは抜群に良さそうなので、他の作品も読んでみようと思います。と思ったら入手困難ェ…

Posted byブクログ

2012/10/31

【評価】 印象深さやカタルシスは少ないものの、論理の結晶とも言うべき堅牢さには恐れ入る。 白い部分を出さずに鶴を折るのは難しいものだが、余剰も不足もなく全てを拾い上げ、ここまできちんとやり遂げているのには何か偏執的なまでのミステリ愛を感じる。 ミステリマニア向けの作品だと思うが、...

【評価】 印象深さやカタルシスは少ないものの、論理の結晶とも言うべき堅牢さには恐れ入る。 白い部分を出さずに鶴を折るのは難しいものだが、余剰も不足もなく全てを拾い上げ、ここまできちんとやり遂げているのには何か偏執的なまでのミステリ愛を感じる。 ミステリマニア向けの作品だと思うが、感情の揺らぎやドラマチックさの少ない文体が惜しい。 論理部分が高い完成度なだけに、それが人物関係や心情描写等物語部分とも響きあうようなところをもっとみたいと思った。 まさしく、夜想曲(ノクターン)の名にふさわしい、やさしく繊細な作品である。

Posted byブクログ

2011/11/21

同期会で久しぶりに再会した区役所仲間が3人、同じ手口で絞殺された。 同席したはずの桜木に、その時の記憶はないが、誰かの首を ロープで絞めた感触だけは残っている。それから数ヶ月。 桜木が犯人とした上で、空白の3日間を小説風にした原稿が届いた。 激しく動揺し、知人の作家に助けを求める...

同期会で久しぶりに再会した区役所仲間が3人、同じ手口で絞殺された。 同席したはずの桜木に、その時の記憶はないが、誰かの首を ロープで絞めた感触だけは残っている。それから数ヶ月。 桜木が犯人とした上で、空白の3日間を小説風にした原稿が届いた。 激しく動揺し、知人の作家に助けを求めるのだが・・・。 そこで「読者への挑戦状」が出されるんだけど もちろん、サッパリわかりません(^◇^;) 後編の解決編を読んで、そのトリックには気持ちよく騙されましたが、 結末には気持ちの上で微妙な感じがしました。

Posted byブクログ

2009/10/04

驚いた。ちょっと文章に違和感があったからメインの大仕掛けについてはうすうす感づいちゃったんだけど全く同じ論理展開で全く違う犯人を割り出すことができるってもの凄いよね。日付けの特定のロジックなんかもとてつもなく緻密。すごいなぁこの人。ロジック萌えの俺には大好評。

Posted byブクログ