怪奇探偵小説傑作選(2) の商品レビュー
怪奇探偵小説傑作選の…
怪奇探偵小説傑作選の第二巻。作者が金田一耕助を登場させて本格物を書き始める前の、怪奇物の傑作が集められている。作者お得意のおどろおどろしい世界を作り出しているのは、やはり妖しい美女ではないかと思う。巻末の高木彬光の言葉も興味深い。
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正史の作品の中でも特…
正史の作品の中でも特に怪奇小説を集めた短編集。こういうセレクトは珍しいのではないでしょうか。
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ミステリー風味もあり…
ミステリー風味もありますが、幻想・怪奇が中心の作品集。妖しく耽美な世界。
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ミステリー要素はあり…
ミステリー要素はありますが、基本的に耽美で妖しい作品ばかりです。なかなか楽しめました。
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谷崎潤一郎のような、…
谷崎潤一郎のような、耽美的な小説が収録されています。なかなか良い雰囲気。
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怪奇、幻想、耽美という感じで私の好みドンピシャだし文章も読みやすくて面白かった。 金田一耕助シリーズを書く前にこういったものも書いていたというのは知らなかったので、読めてよかった。 『面影双紙』『蔵の中』『双生児』が特に好き。
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面影双紙 鬼火 蔵の中 貝殻館綺譚 鑞人 山名耕作の不思議な生活 双生児 丹夫人の化粧台 妖説血屋敷 舌 面 誘蛾燈 湖畔 孔雀屏風 かいやぐら物語 続・途切れ途切れの記より 解題 淋しさの極みに立ちて
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漢字遣いがいまとは大分違うので、さっと文章に目を通した時やたらと漢字が多く、とっつき難い印象を受けます。 だから読むまでは少し躊躇してしまうのだけれど、五行、六行でも読んでしまえばもう横溝正史の世界にどっぷりとひきこまれ、どうなるのだと頁をめくってしまう。 こういった小説のジャン...
漢字遣いがいまとは大分違うので、さっと文章に目を通した時やたらと漢字が多く、とっつき難い印象を受けます。 だから読むまでは少し躊躇してしまうのだけれど、五行、六行でも読んでしまえばもう横溝正史の世界にどっぷりとひきこまれ、どうなるのだと頁をめくってしまう。 こういった小説のジャンルはどう分けられるのか存じませんが、こういう薄気味の悪く、人間の愛憎たっぷりに描かれる世界観が好きです。 これくらいの匙加減がわたしにとっては丁度のいい「怪奇さ」でした。
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