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外交六十年 の商品レビュー

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2016/12/22
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1990年(底本1958年)刊行。著者は元外務大臣(戦前)。  満州事変時、フランス駐在で国際連盟対応にあけくれたが、不拡大方針の訓令をもとにした説明が実態と合わず、各国の不信が徐々に積み上げられていった点、中国発の情報は繰り返し打電され、続々集まり、国際連盟常任理事国に開陳されていった様が生々しい。  ここには、外交に意を払った日露戦時の面影はなく、なぜここまで独善的になったのか?。  一方、太平洋戦争開戦前の対蘭印交渉の具体的な外貌も類書を見ないかなぁ。

Posted byブクログ