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大学は生まれ変われるか の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2020/03/18
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十数年ぶりに再読。 「二十一世紀の日本の大学はまさに大学の最後のよりどころである主体性と自律性を喪失しかねない方向へと翻弄されつつある(p.v)」 ⇒まさに喪失寸前。今も「教学マネジメント指針」や「国立大学法人の戦略的経営実現に向けた検討会議」なるものが動いてるし。 「人類の英知が生み出した大学制度という知の文化拠点を維持し発展させていくことが、大学に直接関係する者の義務(p167)」 「大学は政治や経済の道具ではなく、永遠の知の探究と伝達を使命とする社会制度(p167)」 ⇒主体性と自律性を喪失寸前だからと言って、“大学に直接関係する者”の一人として忘れてはならない。それにしてもこのような骨太な大学論を近年目にしていない。

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2012/01/27

三宅先輩の勧めもあり興味本位で新振りで教育社会学に進学して、入ってみると教育社会学ってどんぐりおっさんwはじめ恣意的な統計に汗かいてばっかの何も知らない人ばっかだなーと思ってたけど橋本の高等教育論って視点が広くて面白いな。

Posted byブクログ

2011/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] これまでさまざまな規制に守られてきた日本の大学は今、少子化による学生数の減少、国際的な学生獲得競争、政府の「トップ三〇政策」などにさらされ、生き残りに必死である。 勝敗の行方は、外部からいかに高い評価を得るかにかかっている。 だが、根拠のない恣意的なランキングが氾濫するなかで、正しい評価ははたして可能なのだろうか。 大学評価という視点から、大学生き残りの条件と二十一世紀の大学像を提示する。 [ 目次 ] 第1章 ランキングという妖怪 第2章 評価をめぐる大学・市場・政府 第3章 大学主導の評価方式-アメリカ型基準認定方式 第4章 自己評価と第三者評価-信頼と挫折 第5章 グローバル時代の日本の大学 第6章 大学淘汰の時代から連携・統合の時代へ 第7章 これからの大学論をもとめて 終章 大学の再生へ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/07

オランダには14校しか大学がない。しかも法律によって平等な内容を提供するように義務付けられているにも関わらずランキングが存在するのだ。アメリカで大学ランキングが好きなのはビジネスだから。

Posted byブクログ