岡本太郎に乾杯 の商品レビュー
岡本太郎亡き後、その…
岡本太郎亡き後、その喪失を忘れさせてしまうほど、太郎を語った女性がいた。パートナーであり、養女でもあり、太郎の行くところにはどこにでも同行し、そのことばをすべてノートに写しとって歩いたという女性、岡本敏子。太郎が語らなかったエピソード、太郎自身の人柄、友人関係。岡本太郎を蘇らせる...
岡本太郎亡き後、その喪失を忘れさせてしまうほど、太郎を語った女性がいた。パートナーであり、養女でもあり、太郎の行くところにはどこにでも同行し、そのことばをすべてノートに写しとって歩いたという女性、岡本敏子。太郎が語らなかったエピソード、太郎自身の人柄、友人関係。岡本太郎を蘇らせることばに触れられる一冊。
文庫OFF
都庁の壁やらなんやら、当時の人たちは大切な物をずいぶんぶっ壊してくれたんだなと… 岡本太郎の知らなかった一面を知れて面白かった。 もっと読みたくなる。
Posted by
岡本太郎という人間は彼女の存在なしには成立しなかったろうなぁ、と改めて思う。 秘書・養女という立場で公私ともに支える彼女。 そしてそんな彼女を信頼する岡本太郎。 その結果巻き起こるうねり。 こういう愛の形もあるんだなぁ、と思う。
Posted by
キテレツな部分ばかり取り上げられ、自らもメディアでサービスしまくる岡本太郎だったが、実は常に自分と戦い世界と戦い、自ら棘の道を選んで傷つきながら生きてきた。それでいて何事にも屈しない、誰のせいにもしないすがすがしい岡本太郎を「あんな可愛い人はいない」と愛おしむ敏子さんの文章に胸が...
キテレツな部分ばかり取り上げられ、自らもメディアでサービスしまくる岡本太郎だったが、実は常に自分と戦い世界と戦い、自ら棘の道を選んで傷つきながら生きてきた。それでいて何事にも屈しない、誰のせいにもしないすがすがしい岡本太郎を「あんな可愛い人はいない」と愛おしむ敏子さんの文章に胸があつくなる。 私は岡本太郎を知って「孤独」という言葉が好きになった。
Posted by
真に自由な人間という稀有なる存在・岡本太郎に、秘書・養女として50年近く寄り添い支え続けた女性が語る、みんなの知らなかった太郎の素顔。「岡本太郎」という近世日本の大事件を知る。
Posted by
- 1