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恨のものがたり の商品レビュー

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2015/04/04

イ・サンの母、数々の困難を超えて生きてきた女性の手記 NHKでも放映されていたドラマ、「イ・サン」の監督、イ・ビョンフン監督がずっと以前に監督したドラマ「大王の道」を見ていたら、思悼世子がかわいそうでかわいそうで、どうしてこんなことに、という思いを捨てきれず、このドラマの元となっ...

イ・サンの母、数々の困難を超えて生きてきた女性の手記 NHKでも放映されていたドラマ、「イ・サン」の監督、イ・ビョンフン監督がずっと以前に監督したドラマ「大王の道」を見ていたら、思悼世子がかわいそうでかわいそうで、どうしてこんなことに、という思いを捨てきれず、このドラマの元となったという「閑中録」で読みやすいものがないか、と探して見つけました。 「閑中録」は、思悼世子の妻で、イ・サンの母であった恵慶宮洪氏が、イ・サンの死後、後を継いで王になったイ・サンの息子に真実を知って欲しい、との思いで書き記したもののようです。 思悼世子とのことだけでも、苦難の多い道のりであるのに、イ・サンが王位につくまで、そしてイ・サンの死後、数々の苦難に合い、その生涯を、初めはたんたんと、徐々に嘆き悲しみ、悲嘆が伝わってくるタッチで書き留めておられます。 読みやすく、わかりやすい日本語で書かれており、ありがたかったです。 この本には、同じくイ・ビョンフン監督の「トンイ」でトンイを支えてくれた王妃の伝記「仁顕王后伝」もおさめられています。

Posted byブクログ