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モンテーニュ の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2022/09/10

中公新書 荒木昭太郎 「 モンテーニュ 」 「エセー」訳者による解読本。次から次にテーマが広がっていく「エセー」を 再構成して 体系化しているのだから、凄い本だと思う 著者の章タイトルが秀逸で、「エセー」を的確に捉えている *読書室のなかで〜知のいとなみの現場 *孤独と...

中公新書 荒木昭太郎 「 モンテーニュ 」 「エセー」訳者による解読本。次から次にテーマが広がっていく「エセー」を 再構成して 体系化しているのだから、凄い本だと思う 著者の章タイトルが秀逸で、「エセー」を的確に捉えている *読書室のなかで〜知のいとなみの現場 *孤独と陰うつ〜死を見すえる構え *樹木にたとえた自己の生涯 *探索スタイル〜不透明な対象にむかって *表現スタイル〜論理より詩想 *知識の量より判断する力 *知の地平線の拡大へ 著者は モンテーニュの考えの立て方の癖として「まだ はっきりとは わからないものの、問題が あきらかに存在することは わかっている」という感覚的な捉え方をあげている。「エセー」に人間臭い印象を持つ理由はこの辺にあると思う エセー の意味 1巻50章 デモクリトスとヘラクレイトス *エセー=自分の判断力のためし *判断力という人間の精神的な能力を実地にはたらかすことが重要〜どのように知の運動を進めるかが関心事で、その動作主が判断力 *判断力のためし=自身の体験、書物その他から得られた他者の思考を集積したもの 自分の知の営みについての晩年の意見表明 3巻3章 三つの交際について 自分の家に、自分の帰っていける場所、自分の機嫌だけをとっている場所、自分を隠す場所 を持たない人間は惨めだ 1巻39章 孤独について *座=自分を孤独のなかに確固として立てるための空間であり、自己に対面し対話を行う場 *自己対話を劇場にたとえ、舞台の上と下で「見る自己」と「見られる自己」が自己の分析と批判を行う ものを書くことは、ある憂うつな気分、孤独のもたらす不愉快な気分から出てきた *孤独とは、その試練を自分一個で耐え抜く場である認識が立てば〜自己なるものが確立する手ごたえを得る

Posted byブクログ

2009/10/04

父親が、荒木昭太郎氏に教わってたらしい。2外で荒木昭太郎氏が話題になって、文化1類現博士課程在学中の先生が貸してくれた。 漏れもモンテーニュの様になりたいが、本の内容はだるかった。最後の方は少し面白かったけど。

Posted byブクログ